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810メインボードテストその1・・・CHAINTECH製6WIV
構成はソケット370のMicroATXで,サウンドも810のものを採用しています.このサウンドは,BIOSで切ることができるようになっています.しかし,グラフィックスを切ることはできません.今回入手したものは,製品としては完成しているものの,ドライバなどがまだ不完全であるため,まだテスト結果を完全に信用できるかどうかは不明です.とはいえ,実際に動作する810メインボードに大きな期待を持つことができます.さらに,USB,PCIはホイットニ用をインストールするようになっています.
ところで,6WIVには,ISAスロットが搭載されているものと,されていないものがあります.私ことジュリアスは台湾から持ち帰ったので,日本で販売される製品にISAが搭載されているかどうかは不明です.しかし,810自身はISAをサポートしていません.ISAは,専用のチップを利用するようになっています.
(上) 実験中の6WIV
ISAチップの搭載されるスペース
● 実験の条件
メモリ | PC100 64MB |
ハードディスク | クアンタム製FBST ATA33 3.2GB |
CPU | Celeron 366MHz |
HDBENCH
総合で12604と期待以上の数値です.これだと,安心して使うことができます.
FOGCITY2
Normalでのテスト結果です.
Direct3D
22.42という結果です.先のTNT・TNT2の結果では35くらいをマークしていますが,このときはPentium2 400MHzを使っているので,まだ詳しい判断はできません.
OpenGL
ドライバの関係か今回は動作せず.
印象
この時点でチェインテック製の810メインボードは非常に安定しています.パフォーマンス的にも十分なものがあります.TNT2などと比べると,グラフィックス性能が劣るように感じますが,TNT並みの2D性能を感じます.これは,i740とは比較にならないほど高速です.ビジネスソフトでスクロールが遅くなるといった問題はないでしょう.このメインボードの価格がわかりませんが,TNT・TNT2カードの価格を考えると,かなり安価で高機能マシンを実現できるのではないかと考えます.
次回は,同じCPUでTNTカードを搭載したテスト結果を紹介するので,一段と皆さんの参考になると思います.
Copyright 1999 岩村益典