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最新TNT2Ultra と TNT2
Leadtek製WinFast 3D S320 II Ultra
製品の印象としては,筐体のバックパネル側にある金具を金色にするなどして,高級感を出しています.
ASUSTeK製やELSA製のように,3Dグラスを付けるといった付加価値はないものの,TV出力は搭載されています.ソフトウェアDVDにも使えます.VRAMは32MBです.ドライバのインストールもTNTバージョンより改良され,インストールも楽になっています.
テスト結果を見るとわかるように,不思議なほど2D(スクロール)が速いですが(1575),これは,HDBENCH自体の問題なのかどうか,現状では判断できないです.しかし,画面を見る限り実際に速いのは確かです.Fogcity2ではどうでしょうか.さすがに,グラフィックスの専門メーカーだけあります.付加価値よりも,基本性能を重視している感じです.
とはいえ,ASUSTeK製のTNT2 Ultraとの差はわずかですから,どちらを選んでも損をした気にはならないでしょう.印象的には,ASUSTeK製の方が色合いが鮮明な感じなのですが,これはドライバの設定が問題で,調整すればよいのかもしれません.テストはあくまでもデフォルトで行っています.あえて言うなら,3Dグラスを使用したいならASUSTeK製を採用することになるでしょう.
テストの環境 ハードディスク FBST3.2GB ATA33 メモリ 64MB CPU Pentium2 400MHz メインボード J.BOND製PCI610M |
Fogcity2 | Direct3D | 28.35 | 図 |
OPENGL | 37.89 | ||
HDBENCH | 30163 | 図 |
マイクロスター製3D AGPhantom TNT2
メインボードメーカーの多くはグラフィックスカードもリリースしています.しかし,マーケティングの関係からか,日本向けに出荷していないか,OEM向けなどに限定している場合もあります.
その中でComputex Taipeiでグラフィックスカードに力を入れていたのがマイクロスターです.TNT2やSavage4など多種のカードを展示していましたが,今回はTNT2カード3D
AGPhantom TNT2を入手しました.
商品構成は,非常にシンプルで,入手したモデルにはTV出力はありません.ドライバ類はなどはすべてそろっていますが,その他のおまけソフトウェアはありません.しかし,その分価格的には有利なのは確かです.なお,今回の製品はVRAM
16MBを搭載したものです.なお,TNT2でTNT2Ultraでないことに注意してください.
HDBenchでの2Dスクロールは1033,総合で26670です.確かにTNT2Ultaraより遅いのは仕方がありません.ドライバは標準的な,nvidiaのものを使用しています.
なお,このカードが,すでに完成しているのか,それとも,完成していないR&Dサンプルなのかいまいちはっきりしないので,最終的には,カスタマイズされたドライバが付くのかもしれません.色合いはよく,くっきりとしています.ドライバが完全ではない,ELSA社の結果を見ても,ドライバの重要性は大きいようです.
Fogcity2 | Direct3D | 27.91 | 図 |
OPENGL | 36.71 | ||
HDBENCH | 26670 | 図 |
Copyright 1999 岩村 益典