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ATA66をサポートするソケット7メインボードSoltek SL-56G5

機能

CPU ソケット7CPU
チップセット VIA PENTIUM APOLLO MVP3 598AT+686A
メモリ  3 x DIMM ソケット最大768 MB
AC97Sound Function on board
2次キャッシュボード上に512KB
1xAGP slot, 2xISA slots, 4 x PCIバスマスタースロット, 1xAMR slot
4 USB ports
UDMA 66, 2 UDMA 66 IDE ports サポート
ATX

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 このメインボードはMVP3を搭載していますが、サウスブリッジがスーパーサウスなので、AC97サウンド、ATA66をサポートしています。CPUへの対応もよいです。AGP搭載によりグラフィックスカードをいろいろと選択することもできます。

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 また、AMRを搭載しているので、AMRモデムを使うこともできます。スーパー7メインボードのひとつの頂点だと思います。なお、図を見ていただければわかりますが、BIOS画面にハードディスクのローレベルフォーマットがあるので、これを利用すると、壊れて捨てようかなと思っていたハードディスクが復活する可能性があります。

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テスト環境
グラフィックス ASUS AGP V3400 TNT(16MB)
ハードディスク カンタム FBST3.2GB ATA33
メモリ PC100 64MB
CPU K6-3 400MHz 
システムバス 100MHz
HDBENCH 20341
Fogcity2 Direct3D 30.77
OPENGL 25.75

結果

 全体の性能については、さすがK6-3といえますが、OPENGL性能が今ひとつです。この原因がメインボードにあるのか、ドライバにあるのか現時点では不明です。なお、ATA66での実験がまだなのでハードディスク性能については、何ともいえません。近く、他社のメインボードとともに再びテストする予定です。

SL-56G5組立感想

 スーパー7の場合には、CPUが多種多様であるため、どうしても設定が複雑になります。SL-56G5では、ジャンパーとディップスイッチで設定するようになっています。

 ディップスイッチの位置がDIMMスロットと縛パネル側にくるコネクタとの間になるので、メインボードを筐体に取り付ける前に組み立てる際の注意としては、筐体にメインボードを取り付ける前に、CPUの設定をしておく必要があるということです。
 またこのことは、組み立てた後のCPU交換は少し困難であることと、オーバークロックも設定が大変だと言うことがいえます。さらに、ATX電源コネクタの位置もディップスイッチの隣なので、DIMMを取り付けた後でATX電源コネクタを取り付けるのは少し困難です。
 以上の点を注意すれば、簡単に組み立てることができます。最近は、ソケット7が少し劣性のようです。ATA66に対応したことで再びソケット7も話題に上り始めるでしょう。

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Copyright 1999 岩村益典