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インテル社BXチップセットとATA66
ジュリアスが台湾に来る直前からABIT社のATA66対応BXメインボードBE-6がショップの店頭に並び始めました.このメインボードは,Highpointtech社のATA66コントロールチップを搭載することで,ATA66を実現しています.
この点について,あるメーカーで意見を聞きました.すると,ATA66のチップ分とATA66ケーブルの分だけコストアップするので,このコストアップするだけのメリットがあるかどうかが問題で,採用するかどうかは分からないとのことです.確かに,ATA66の方が転送レートは高いのですが,ドライブ自体が速くないと,転送レートの速さを活かすことはできず,結局よくても20%から30%のアップしか得られないようです.
そこで,ほかのメーカーでも,同じことを尋ねました.すると,驚くべき答えが返ってきました.
BXチップセットメインボードに,ATA66のハードディスクをATA66用ケーブルで接続すれば速くなる,とエンジニアが言いました.彼がいうには,ATA66に対応しているかどうかは別として,とにかく速くなる,というのです.だから,別にチップを搭載する必要はない,というのですね.
さて,インテル社のWebサイトには,
「ATA/66 HDDとの互換性確保:UDMAモード2における高い回転率,記憶密度,
ディスク・キャッシングといった利点を活用」
と書かれています.要するに,ATA66で動作するのかどうかは別として,速くなりそうな気がします.
とういわけで,この点については,実際にやってみるしかないでしょう.
Copyright 1999 岩村 益典