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TNT2カードとメインボードの相性問題に関する情報

 TNT2カードと相性の悪いメインボードがあるようです.この原因の1つを取材したので報告します.
 TNT2カードを最初にメインボードに設置し,システムを起動すると,PCIのグラフィックスカードとして起動します.そして,ドライバをインストールします.インストールがすむと再起動します.そのとき,画面が真っ黒になるのです.また,インストールに成功しても,システムを起動しようとすると,場合によっては画面が真っ黒になり,システムが止まってしまうことがあります.
 この原因のひとつとしてあり得るのは,システムがAGPの人気機に失敗しているということです.TNT2カードはAGP2xと4xに対応しています.システム起動時に,2xか4xかを判断できないので,止まってしまうのです.起動してしまえば,2xを認識しているので問題はないのです.
 ちなみに,現在,4xをサポートするチップセットを搭載したメインボードは発売されていません.だから,2xだけでよいのです.グラフィックスカードメーカーも2xか4xかをジャンパーなどで設定する方法を採用すればよいのですが,ほとんどすべて自動認識です.このことが相性問題が発生する原因です.
 台湾で聞いたのですが,カードのAGPコネクタのもっともVGAコネクタから遠い側の設定をマスキングすることでこのエラーは解消される場合がある,つまり,2xモード固定になるというのです.

0728-0298.jpg (23196 バイト)

TNT2カード.このコネクタの一番右のひとつ(両側)をマスキングする


 ジュリアスは実際にこのエラーを体験したことがないので,何ともいえませんし,すべてのカードでこうなるのかどうかも不明ですが,情報として記載したいと思います.なお,読者がこれを実行してもメーカー・編集部・ジュリアスなど実行者以外のものは責任をとれないので,自己責任で行ってくださいね.
 

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