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ハードディスク活用情報 BXとATA66


 先の記事で紹介した,BXメインボードにATA66ハードディスクをATA66ケーブルで接続すると速くなる,という情報を書きました.この点について,いろいろと台湾企業で尋ねました.しかし,エンジニアの意見はどうも一致しません.しかし,意見の共通項とインテルのWebサイトにある情報を総合すると,次のようになります.

◆BXチップセットは,ATA33(MODE2)にのみ対応していて,MODE4すなわちATA66には対応していない.
◆しかし,ATA66ケーブルで7200回転の高速ハードディスクを取り付けた場合には,その高速性を生かすことができ十分に速い.この速さは,このハードディスクをATA66インターフェースに取り付けたときより少し少ないだけだ.

 ATA66といってもデータの転送速度が速いだけで,ハードディスク自体が速くなるわけではないから,高速ハードディスクを使うことが速度アップにつながる,ということのようです.
 とはいえ,近くBXのATA66対応バージョンBXeチップセットがリリースされるという噂もあります.そうなると,専用のチップを別途搭載することなく,BXでATA66ハードディスクを利用できるわけです.どうやら,IDEハードディスクはATA66が中心へと変わっていくようですね.
 
 
ハードディスク活用情報

 最近,ハードディスクを変えたけれどパフォーマンスが向上しない,という相談を受けました.もしかしたら,同じ悩みの人がいるかもしれないので,紹介します.
 この現象はDMA転送ディスクに関して生じます.もし,DMA転送ディスクを使用しているのにパフォーマンスが向上しないときは次のようにしてDMA転送を有効にしてください.
 
 スタート−設定−コントロールパネル−システムを選択します
 デバイスマネージャでディスクドライブのプロパティ・設定でDMAのチェックをオンにします.

 
 0728-003.jpg (22709 バイト)

この方法で,ディスクが速くなるはずです.
 
 
メインボードとATA66対応 

 ATA66対応メインボードは,ATA66用40ピン80線ケーブルを添付する分高価になります.この専用ケーブルは,別途購入すると2,000円以上するので,ATA66ハードディスクを使用したい場合には,メインボードにケーブルが付属しているかどうかをチェックしてください.


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Copyright 1999 岩村益典