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810用モデムライザーカードを入手

 モデムライザーカードのテストをしてみましょう.今回はホイットニA3バージョンDFI PW65-Dを入手した際,DFI社の厚意により入手したモデムライザーカードです.このカードはDFI社製ではありません.

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 元来モデムライザーカードは,モデムメーカーなどがリリースすることになっています.この製品は日本で販売・使用できるJATE認可を受けていないので,メーカーその他の公表を避けることにします.あくまでもプレスのテストとして行います.
 マニュアルも付いているため,セットアップは簡単です.モデムライザーカードを取り付けた後Windows98を起動すると,自動的に認識し,ドライバのインストールをするウィザード画面になります.モデムライザーカード付属フロッピーをドライブにセットして,次へボタンをクリックするだけで,インストールは終了です.

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モデムライザーについては 設定は思ったより簡単


 モデムのプロパティを表示してみましたが,すべて設定済みです.モデムライザーモデムはCOM3に設定されていました.ダイヤルアップの設定をして,インターネットへのアクセスもトラブルなく簡単でした.特に設定に注意するところもありません.これはなかなかいけるな,というのが感想です.

JATE認可を受けたArchtek社製モデムライザーカード

 日本でモデムなどを日本で販売・使用できるようにするにはJATEの認可が必要です.この申請をいち早く行い認可を受けたArchtek社のモデムライザーカードを入手しました.

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 Archtec社は,台北縣新店市民権路にあります(詳細はhttp://www.archtek.com.tw/).JATEを通過したので,日本で本格的に販売を開始するとのことです.ほかのメーカーはJATE申請中なので,まだ日本で正式に販売することはできません.したがって,正規に日本で販売されているのはArchtek社製ということが1999年7月末現在いえるでしょう.

 さて,モデムライザーカードのには,2種類の規格があります.ひとつはスマートリンク社のもので,もう1つはモトローラ社のものです.今回紹介するものはスマートリンク社の規格を採用しています.この2規格では,ハードウェアの違いだけではなく,ソフトウェアも異なるので注意が必要です.つまり,ソフトウェアの添付されていないモデムライザーカードは使えない可能性があります.ご注意ください.

 AMRにはプライマリとセカンダリがあり,モデムライザーカードもそれに応じたものを使用します.メインボード上のCODECが搭載されている場合には,セカンダリを使用することができます.しかし,CODECが搭載されていないときは,モデムライザーカード上に水晶発振子を搭載したプライマリ用が必要です.もちろん,モデムライザーには,プライマリ/セカンダリを切り替えることのできるスイッチ付きのものもあるようです.今回Archtek社がリリースしたものは,セカンダリ用なら水晶発振子が不要なためコスト的に安いということで別製品となったようです.

 いずれにせよ,メインボードをモデムライザー付きで買う場合には,この点を考慮してカップリングしているでしょうから問題はありませんが,別途モデムライザーカードを購入する際には,このプライマリ/セカンダリに注意してください.写真で紹介するのは,56K・V90モデムです.ソフトウェア・モジュラーケーブル・マニュアルが付属しています.

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Copyright 1999 岩村益典