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マイクロスター製AthlonメインボードMS-6167情報
TRY!PCの1999年8月発売号には,MSI(マイクロスター)製以外のAthlonメインボードの画像を掲載しますが,MSI製のAthlonメインボード情報を入手,公開できるようになりました.実際の写真は近く掲載しますが,今回はレイアウトなどを紹介します.
なお,ジュリアス岩村は,1999年7月末に台湾台北縣中和市立徳街の微星科技(マイクロスターインターナショナル:つまりMSI)本社にて,実物を見ました.なお,実際の構成はTRY!PCで公表するものと同じなのでご期待ください.なお,別途入手したAthlonの写真も公表します.
MSI製のAthlonメインボードはMS-6167といいます.AMD K7 Processor with
3D Now! Technology対応で,Slot A を搭載しています.なお,Pentium3とは外見は類似していますが,中身は全く異なり,互換性はありません.また,Athlonは3D
Now! Technology対応ですが,Pentium3のSSE命令には対応していません.
MS-6167の仕様は次のとおりです.
チップセット: ノースブリッジ:AMD Irongate chipset 200MHz EV6 システムインターフェーススピード 100MHz SDRAM 1x/2x AGP サウスブリッジ:AMD 756(Viper)チップセット OHCI USB APIC ACPI Power Management Front Side Bus (FSB):100MHz メインメモリ:168ピン バッファなし DIMM ソケットx3 最大 768MB |
拡張スロット AGP1x・・・AGP 66/133MHz 3.3Vサポート 32ビット マスター PCI x5 ISA x2 (ひとつは共有) オンボードIDE:Ultra DMA/33サポート 計4台まで 1xフロッピー 2xシリアル (COMA + COMB) 1xパラレル 4x USB 1x IrDA ATX Form Factor |
その他 PC97,PC98準拠 マイクロスター社のメインボードにあるハードウェアモニターなどを搭載 |
なお,ジュリアスが台湾で見たときは6層基板のようでした.
個人的には,ATA66に対応していないことや,まだAthlonの性能を生かし切ってはいないように感じます.しかし,一番の問題は,AthlonがほかのCPUと互換性のないことです.独自仕様のため,今後どの程度まで普及するのか,いろいろと解決しなければならない問題も多いようです.
また,台湾ではソケット370 Athlonが出るのではないか,という噂もあるようです.
Copyright 1999 岩村益典