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Leadtek製WinFast 5300MA+(SiS530)のテスト

 WinFast 5300MA+は,今年はじめにATA66を最初にテストしたメインボードの新リビジョンです.BIOSでクロックなどを設定することができる,X-BIOSといって,システムがオーバークロックで止まっても,筐体のカバーを開けることなく,安全に起動できるようにする機能です.今回の製品はまだ開発途中ということですが,今後のLeadtek製メインボードに搭載される機能ということです.

0809-361.jpg (41804 バイト)

 グラフィックスはSiS530チップセット内に搭載されていて,パフォーマンス的にはSiS6326相当です.しかし,チップセット内にあるので,SiS6326グラフィックスカードを取り付けたときよりも高速なのだそうです.
 また,メモリ管理もしっかりしていて,同期モード/非同期モードを選択することができます.システムバス100MHzに対し,メモリアクセスを66MHzにすることができるのです.

 チップセット SiS530
 フォームファクターMicroATX
 PCIx3
 ISAX2(内1本は共有)
 ソケット7CPUサポート
 サウンド:オンボードESS SOLO1

 

テスト環境
 CPU K6-3 400MHz
 メモリ 64MB PC100仕様
 システムバス100MHz動作
 ハードディスク クアンタムFBST3.2GB ATA33

 

HDBENCH 14759
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 10.73
OPENGL サポート外のためテスト不能

HDBENCH

ALL Text Scroll DD Read Write Memory
      
14759         
25160 31107 28099 3796 15268 161 21 10048 4432 16094

 このメインボードの良いところは,安定性が高く,ISAを搭載していて拡張性も高いところです.
 810のテスト結果と比べるとどうしても見劣りしてしまいます.しかし,ISAもサポートしているので過去の資産を生かすことができます.参考までに,Trio64V+グラフィックスカードのスクロール値は多くて70くらいです.

組立感想 Leadtek WinFast 5300MA
 マイクロATXでオールインワンである特長を生かしたシステムに仕上げたくなります.ドライバCD-ROMが良くできていて,対話形式でインストールできるようになっています.これだと,初心者でも安心です.

 また,VRAMは8MBまでメインメモリ上に設定する仕様で,BIOS設定で変更することができます.価格もホイットニメインボードより数千円安いし,K6-2の350MHzは6000円以下で入手できるのですから,コストパフォーマンスが高いです.ISAカードを使えるので,ISAタイプのPCカードアダプタなどもOKですね.

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Copyright 1999 岩村益典