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ECS製P6IWT-Me(ホイットニ)のテスト
このメインボードは無印ホイットニを使ったボードで,廉価版的イメージもありますが,ネットワークオンボードなので,ビジネスユースをターゲットにしている感じです.とはいえ,PCIも3本ですから,拡張性も十分です. 小型のPCBにうまくまとめられたメインボードです.スロット1とソケット370とをサポートしますから,これでシステムを作っておくと後が楽です.
PCIx3 スロット1・ソケット370 ジェミニタイプ 無印810 ネットワーク機能オンボード マイクロATX |
テスト環境 CPU ソケット370Celeron 366MHz メモリ 64MB PC100仕様 システムバス66MHz動作 ハードディスク クアンタムFBST3.2GB ATA33 |
HDBENCH | 13476 | 図 | ||
Fogcity2 | Direct3D | Normal Detail | 19.76 | 図 |
OPENGL | サポート外のためテスト不能 |
HDBENCH
ALL | 浮 | 整 | 矩 | 円 | Text | Scroll | DD | Read | Write | Memory |
13476 |
29770 | 23618 | 21231 | 1931 | 10781 | 256 | 29 | 10087 | 10137 | 18963 |
Fogcity2のD3D 19.70は,ボード上にディスプレイキャッシュを搭載していない無印810としては優れています.その他,HDBENCHも良い感じです.ネットワーク搭載で,ECSのポリシーはいいものをリーゾナブルに供給するですから,きっと価格的にも有利でしょう.これなら,複数のマシンを使うことを前提とするユーザーにとって最適です.
コネクタの位置も最適で,セカンドマシンにも便利です.
組立感想 ECS P6IWT-Me
このメインボードには,温度センサーが付いていますが,他社のものに比べ,少し頑丈な作りをしています.スロット1にCPUを取り付けるときに,CPUに巻き込まないよう,最初の内にすこし曲げておいたほうがよいです.
なお,DIMMソケットが少し堅いので,取り付け時に多少力が必要です.メインボードにDIMMを取り付けてから,メインボードを筐体に取り付けたほうがよいかもしれません.
また,過去にあったATX電源コネクターを取り付けるとコネクターのつめが電解コンデンサーに当たると行った問題は完全に解消されています.非常に組み立てやすいメインボードです.
なお,ネットワークのドライバなどはWindows起動時に自動認識しますが,IDEドライバが入っていないと,CD-ROMにアクセスできずドライバがインストールできません.そんなときは,とりあえずスキップして先に進み,IDEドライバが入って再起動し,CD-ROMドライブにアクセスできるようになってから,デバイスマネージャーで,組み込まれていないドライバを削除し,システムを再起動すれば,起動時にドライバの組み込みを求められますが,今度は,CD-ROMにアクセスできるのでドライバを組み込むことができるのです.
ジャンパーなどの設定も必要なく,BIOSでCPUの設定を変更するくらいです.ソケット370とスロット1との認識は自動で行うようになっています.
Copyright 1999 岩村益典