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ECS製P6BXT-A+ Rev.1.3ジェミニタイプ新リビジョン

 ソケット370とスロット1を両方搭載したメインボード,いわゆるジェミニタイプの草分け的存在,P6BXT-A+のリビジョンが1.3になりました.Pentium3への完全対応や新BIOS搭載で,PCBも従来のものと異なります.
 また,P6BXT-A+の特徴として忘れてはいけないのが,オンボードサウンドチップです.このCMI8738というチップは4チャネルHIFIオーディオをサポートしています.付属CD-ROMにオーディオソフトウェアも付属しています.また,MPEG3圧縮プログラムGamutもおまけで付いています.

0810-367.jpg (47618 バイト)

 さらに,以外と知られていないようですが,ソフトウェアモデムにも対応しています.ECSでは,JATE申請中ということで,モデムカードの発売を現在待機していますが,このモデムカードの販売が実現すれば,AMRに取り付けるモデムライザーカードくらいに安いはずなので,このメインボードはかなりいいです.また,高速バスマスタードライバやウイルス対策ソフトも付属しています.価格的にも15000円以下とのことですから,この1枚さえあればOKという感じです.

チップセット IntelBX
拡張スロット PCIx4 ISAX2(内1本は共有) AGPx1
ソケット370 スロット1 CPUサポート
BIOS Award

 

テスト環境
 CPU Pentium3 500MHz
 メモリ 64MB PC100仕様
 ハードディスク FBST3.2GB ATA33
 グラフィックス ASUS AGP V3400TNT
HDBENCH 24109
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 28.43
OPENGL 36.96

HDBENCH

ALL Text Scroll DD Read Write Memory
      
24109         
40613 32222 47717 18354 32967 736 37 10167 10097 25875

 テスト結果は上々です,バスマスターユーティロティも高速化に一役買っているようです.メモリアクセスもよいです.サウンドも搭載で,もし,台湾にあるジュリアスの部屋など,臨時オフィスで1台しかマシンを用意できないなら,このメインボードを使うでしょう.CPU選択の幅も広ので,重宝です.

組立感想:P6BXT-A+
 従来からあった,ATX電源コネクタが電解コンデンサに当たるという問題は解決しています.また,サウンドチップが新しくなっています.
 問題は,DIMMソケットが本当に堅いので,取り付けに注意が必要です.一度,平らな台の上にメインボードを置いて,各DIMMソケットにメモリを取り付けて,とりはずしてから,筐体に設置したほうがよいです.
 また,ドライバディスクの構成が難しいので注意が必要です.最低必要なのは,Windows98なら,オーディオドライバのみです.あとは,ハードウェアモニターなどをインストールします.マニュアル記載の順序で行えば簡単ですが,自動実行プログラムになっていればベストたと思います.

 なお,その他ウイルス対策ソフトや,ハードウェアモニターが付属していますが,ECSメインボードのすべてに通用するようになっているCD-ROMなので,勘を頼りにインストールしないことがコツです.しかし,ECSも日本語Webや日本語情報を増やしてきているので,今後はこういった問題はないでしょう.

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Copyright 1999 岩村益典