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PentiumIII最新CPUに対応したAOpen製AX6BC PRO2(TypeR Vspec2)

 AOpen製AX6BC PRO2(TypeR Vspec2)は,AOpen AX6BC PRO(TypeR Vspec)の最新バージョンです.しかし,AOpen製 AX6BC PRO(TypeR Vspec)のバージョンアップというものではなく,AOpen製 AX6BC PRO(TypeR Vspec)との併売となっています.

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 AOpen製 AX6BC PRO2(TypeR Vspec2)は,PentiumIIIの650MHzを安定動作させようという趣旨で,電源周りのコンデンサの容量を増やし,また,高クロック動作時のパフォーマンス低下を避けるため,ISAバススロットを取り払うなどの修正を施したものです.つまり,PentiumIIや550MHz程度のPentiumIIIなら,AX6BC PRO(TypeR Vspec)で問題ないということです.従って,ISAが必要であるといったニーズに応えるには,AX6BC PRO(TypeR Vspec)でなくてはならないのです.

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PCIx6
AGPx1
サウンドなし

 

テスト環境
 CPU PentiumII 400MHz
 グラフィックス ASUS AGP V3400TNT
 メモリ 64MB PC100仕様
 ハードディスク クアンタムFBST3.2GB ATA33

 

HDBENCH 22553
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 29.78
OPENGL 33.80

HDBENCH

ALL Text Scroll DD Read Write Memory
      
22553         
32466 25760 49534 18675 32983 736 29 10167 10108 20867

 PentiumIIの400MHzでテストしていますが,他社のメインボードでPentiumIII 500MHzを使用したときの数値とかなり接近しています.より高速なCPUを使いたくなります.
 そこで,CPUをPentiumIIIの500MHzに交換してもう一度テストしてみました.

テスト環境
 CPU PentiumIII 500MHz
 グラフィックス ASUS AGP V3400TNT
 メモリ 64MB PC100仕様
 ハードディスク クアンタムFBST3.2GB ATA33

 

HDBENCH 24636
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 29.67
OPENGL 38.28

HDBENCH

ALL Text Scroll DD Read Write Memory
      
24636         
40601 32214 47721 22535 32981 736 37 10208 10097 25888


 
 これだけの結果を出してくれると,グラフィックスもTNT2 Ultraくらいにしたくなります.

● 組立感想:AOpen製AX6BC PRO2(TypeR Vspec2)
 ドライバの設定も簡単で,付属のウイルスソフトウェアも優秀です.BIOS設定では,ネットワークからの起動やCD-ROMからの起動を優先する設定になっているとシステム起動が全体的に遅くなります.必要に応じて設定を変更するのがよいでしょう.このとき,日本語マニュアルが付属しているのは本当にありがたいです.なお,BIOSでCPU設定を行うため,オーバークロック動作でシステムが止まったときは,CMOSクリアーをしてから再度起動してください.
 なお,PCIは6本搭載していますが,バスマスターとして使用できるのは5本までです.また,PCIは一部共有されているので,スロット1から順番にカードを取り付けたほうが安心です.

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Copyright 1999 岩村益典