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メインボードテスト ApolloPro133搭載シャトル製AV61


 ApolloPro133を搭載したATXメインボードです.

ノースブリッジ・・・VT82C693A
サウスブリッジ・・・VT82C596B


 サウスブリッジがVT82C596BとBなので,ATA66には対応していますが,AC97Codecには対応していません.従って,AMRは搭載されていません.要するに,VIA製チップセットメインボードの場合には,サウスブリッジのバリエーションで,ATA66サポートやAC97CodecつまりAMRをサポートするかどうかが決まるのです.
 構成としては,ATA66に対応したBXメインボードという印象ですRAMへのサスペンドも搭載し,AGPx1,PCIx5,ISAx1と拡張性も十分です.なお,サウンド機能は搭載していません.非常にピュアな構成です.
 

 

テスト環境
 CPU Pentium2 400MHz 
 システムバス100MHz
 メモリ 64MB PC133仕様
 ハードディスク クアンタム FBCR4.3GB ATA66
 グラフィックスカード Aopen PA3010 TNT2 32MB

 

HDBENCH   28258
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 26.34
OPENGL 35.91

HDBENCH

ALL Text Scroll DD Read Write Memory
      
26258         
32433 25735 79938 11472 30445 1403 31 13988 14649 20689



結果
 オーバークロック耐性などをこのエンジニアサンプルで行うには問題があるので,実行しませんでしたが,ATA66としてのハードディスクアクセスはさすがです.シャトル製のApolloProPlusメインボードHOT661Vのテスト結果が以前かなり良かったので,このメインボードもその期待に応えるだけの性能を持っているようです.

組立感想 シャトル製AV61
 ApolloPro133系のメインボードではベースクロックを設定するようになっています.Celeronなら66MHzをベースにクロックを微調整します.Pentium2デシュートやPentium3では100MHzをベースにクロックを微調整します.
 このベース設定がジャンパーなので,筐体にメインボードを取り付ける前なら良いのですが,メインボードを取り付けた後で,このジャンパーを変更するのは少し困難です.また,CPUCore電圧設定もジャンパーなので,筐体に取り付けてからの作業は少し大変です.
 しかし,筐体に取り付ける前に十分遊んで,もっとも良い設定を調べてから組み立てるという楽しみもあるのです.最後に非常に重要なことですが,シャトル製のメインボードはPCBの角が面取りされていて,非常に手に優しいのです.この点も忘れることはできません.
 

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Copyright 1999 岩村益典