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メインボードテスト IEEE1394対応ASUSTeK製P3B-1394

 メーカー製システムに採用されていたというメインボードのASUSTeK製ブランドです.そのせいか,手に取った第一印象は,以外と薄いな,というものでした.IEEE1394対応機器も出回り始めたので,専用拡張カードを必要としないこのメインボードは本当に便利です.
 製品には,Ulead製のVideoStudio SE DV Versionが付属していて,コンピュータ上で簡単にムービーを作成できるようになっています.今まで,自作マシンでは困難だったビデオカメラなどとのデータ連携も簡単です.AC97CodecPCIサウンドAureal 3D PCI搭載モデルもあります.今回のテストはこのタイプです.
 なお,ISAを搭載していないLegacyFree仕様です.CPU設定はディップスイッチで行うようになっています.IEEE1394のドライバは,Windows98が自動認識し,Windows98のものを自動的にインストールしました.

 

テスト環境
 CPU Pentium2 400MHz 
 システムバス100MHz
 メモリ 64MB PC100仕様
 ハードディスク クアンタム FBST3.2GB ATA33
 グラフィックスカード Aopen PA3010 TNT2 32MB

 

HDBENCH   28754
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 27.09
OPENGL 37.32

HDBENCH

ALL Text Scroll DD Read Write Memory
      
28754         
32467 25757 80471 17526 52841 1110 29 9970 9893 20997


 Pentium2 400MHzでテストしましたが,実際にはPentium3を使ってみたいところです.そこで,Pentium3 500MHzでテストをもう一度行うことにしました.

HDBENCH   30855
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 26.80
OPENGL 43.94

HDBENCH

ALL Text Scroll DD Read Write Memory
      
30855         
40600 32214 80486 19977 52837 1110 38 9827 9789 26108


結果:
 ベンチマーク結果からあえていうなら,ハードディスクアクセスです.特にATA66に対応していないのも残念です.グラフィックスをみると,このメインボードの優秀さがわかります.TNT系のグラフィックスチップはメインボードの性能に結果が左右されやすいので,グラフィックスの結果がよいことは,その分メインボードの性能にも反映します.ASUSTeK製からはATA66カードがリリースされるので,それと組み合わせると最強のマルチメディアマシンが完成します.IEEE1394機器が入手できそうなので,そちらの使い勝手も試してみようと思っています.しかし,気になるのがBXチップセットの不足で,このメインボードも何とか安定供給して欲しいです.

組立感想 ASUSTeK製 P3B-1394
 PCBが大きいので接続作業は非常に簡単です.ただ,CPU設定をディップスイッチで行うようになっているので,オーバークロックをして遊ぶといった種類のメインボードではないことがわかります.
 とにかく,お正月を前にこのメインボードを使ったマシンで,いろいろなムービーなどを作るのは本当に楽しそうです.つまり,組み立てながら,組み立てた後が楽しみになるという珍しいメインボードであるわけです.
 
 

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Copyright 1999 岩村益典