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A-TREND製Voodoo3 3000メインボードATC6254M

 台湾で見たときは,赤くはなかったけれど,入手できたのは,あのA-TREND色つまり赤いPCBの製品,A-TREND Voodoo3メインボードATC6254Mを紹介しましょう.パッケージ
 このメインボードは,Voodoo3をオンボードで搭載しています.今回入手したのはVoodoo3 3000を搭載したものです.また,サイバーリンクのPowerDVDも付属していて,現在入手しやすくなってきているDVDドライブを組み合わせるて,簡単にゲーム用PCを組み立てることができるようになっています.

 製品仕様:今回のはVoodoo3 3000タイプです.


チップセット:Intel 440BX AGPset
フォームファクター: ATX 305mm*200mm(12" * 7.87")
66/100MHz FSB: Supports III, II or SEPP CeleronTM processor
メインメモリ: 512MBバッファなしSDRAM/1024MB registered SDRAM
グラフィックス:3Dfx Voodoo3 3000 (16MB SGRAM)
オンボードサウンド:YAMAHA 740 sound chip on board


拡張スロット 4 DIMM/ 4 PCI/ 2 ISA

テスト環境
 CPU Pentium2 400MHz 
 システムバス100MHz
 メモリー 64MB PC100仕様
 ハードディスク カンタム FBST3.2GB ATA33

 

HDBENCH   28569
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 32.10
OPENGL ハードウェアで対応していないため,計測不適

HDBENCH

ALL Text Scroll DD Read Write Memory
      
28569         
32493 25785 74373 4463 70260 951 59 10118 10108 20745

結果:
 さすがBX+Voodoo3というしかない結果です.ATA66ではありませんが,ATA33ドライブの特長も生かされています.価格的なことも考慮しなくてはなりませんが,それにしてもこれだけの性能のオールインワンメインボードはなかなか見つけられないですね.サウンドもよく,この1枚で必要なものがすべて揃うという感じです.

組立感想 A-TREND ATC6254M
 さすがに,定評あるメーカーの製品だけのことはあります.また,サウンドグラフィックスオンボードのオールインワン構成で拡張性が低いという見方もできますが,PCI4本にISA2本,DIMMソケット4本と機能拡張に十分な構成です.

 PCBが広いので組立も簡単ですし,付属CD-ROMからのインストールも良くできています.ただ,CPU支持具をユーザーが取り付けなくてはならなくなっているので,作業工程が増えますが,好みのCPU支持具を取り付けることもできるという考え方もできます.

 ここのところ,統合チップセットやVIAチップセットメインボードのテストが多かっただけに,BXの安定性を見せつけられた思いです.DIYを前提としても,高性能ゲーム・マルチメディアマシンとしても充実したものを組み立てることができるでしょう.個人的にはもっと我が国で発売して欲しいメインボードです.ただ,最近多くなってきたBIOSでCPU設定をするタイプではなく,ディップスイッチを使ってCPU設定をするタイプです.

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Copyright 1999 岩村益典