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Leadtek製WinFast GeForce256の紹介

 テストはまだできませんが,写真は入手できたため,Leadtek製WinFastGEFORCE256を紹介します.また,GPU(Graphics Processor Unit)GeForce256について簡単に解説します.
 GeForce256はシングルチップなので,カードもシンプルな構成です.
 

WinFastGEFORCE256の特長
アンパラレル 256-bit Graphics Processor Unit(GPU)
NVIDIA QuadEngine? Technology採用
高速書き込み付き AGP 1x/2x/4x 完全対応
Microsoft DirectX 7 / OpenGL 1.2 ICD 対応
350MHz RAMDACで解像度は2048x1536, True Colorを実現
15M Polygons/sec ・ 480M Pixels/sec
DDWG DVI 1.0 Digital Flat Panel Output準拠 (Option)
Vivid NTSC/PAL TV-Output(ちらつき防止機能付き) (Option)
最高速度DVD再生Motion compensation機能搭載
WinFastDVD, Colorific,3Deepソフトウェア (Option)
完全VIP 2.0 video implementation

 

少し細く説明します.
 今回からGPUという言葉が正式に使われ始めたようです.WinFastGEFORCE256はSingle-Chip GPU (Graphics Processing Unit)搭載している,という内容です.シングルチップにすることで,設計コストも下げることができるそうです.GPUは,transform, lighting, triangle setup/clipping, rendering エンジンを統合化し,10 million polygons per secondを実現します.
 Independent Pipelined QuadEngineは,transformation, lighting, setup, renderingを独立して処理します.15 million triangles/secondの高速転送を実現します.また,256-Bit QuadPipe Rendering Engineは,独立したピクセル-レンダリングパイプラインは,最大480million 8サンプル フル フィルター ピクセル/secondを実現します.ちなみに,高速書き込み可能なAGPのx4にも対応です.
 高速メモリインターフェースは,SDRAM/SGRAMだけではなく,近くリリースされるSDR/DDRメモリをサポートし,256-Bit 2D Rendering Engineを搭載し,32ビット色高解像度でも非常に高速な2D性能を実現しています.GeForce256を使用することで,現存するゲームのグラフィックスも改善され,特に高解像度での動作に大きな違いがあるとのことです.

 対応ゲームもクリスマスまでに多くリリースされるようです.GPUが画像処理を行うため,CPUへの負荷は減ることが予想されますが,TNTやTNT2でもCPUパワーのある方がグラフィックスパワーも良かったので,このあたりは,実際にテストして試してみましょう.

 なお,1999年9月中旬の情報では,GeForce256にはTNT2のようなバリエーションはありません.最新情報は入手次第掲載したいと思っています.

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Copyright 1999 岩村益典