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グラフィックスカード アイ・オー・データ機器製GA-SV432/AGP4

 AGP4xテストではVIA新チップセットとの相性で,テストできなかったGA-SV432/AGP4を別の環境でテストすることにしました.
 ただし,アイ・オー・データ機器自体は,現在検証中でAGP4xについてはまだ対応予定段階としており,正式アナウンス段階ではない,ということは確認しました.


GA-SV432/AGP4
 S3 Savage4 Pro Plus搭載
 AGPx2,x4自動認識
 24ビットZバッファ
 32ビット 3Dレンダリング
 VRAM32MB搭載

 なお,このカードは日本語化されているので,必ずマニュアルを見た上でインストールなどの作業を行ってください.解像度などの変更に専用のユーティリティを使用するなどのコツが必要です.マニュアルを読まずにディスプレイのプロパティ-設定で変更できない,と半時間くらい悩みました.32MBのメモリを搭載しているにも関わらず価格的に魅力のあるカードです.
 なお,テスト環境は今回チェインテック製のグラフィクスカードテストとの関係上チェインテック6ATA2で行いました.これで,VANTAとの違いがわかると思います.

テスト環境
 メインボード:チェインテック 6ATA2
 CPU:Pentium3 500MHz
 システムバス:100MHz
 メモリ:64MB PC133仕様
 ハードディスク:クアンタム FBCR4.3 ATA66


HDBENCH   24478
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 32.12
OPENGL ドライバの関係か,計測できず

HDBENCH(2.61)

ALL 浮動小数点 整数演算 矩形 テキスト スクロール Direct
Draw
Read Write Memory
24478 40592 32208 42985 26673 22921 1798 30 14045 14607 25641

 

結論
 TNT2系ばかりをテストしてきたので,S3系チップの実力を知らなかったようです.しかも,日本語マニュアルやサポートなど,アイ・オー・データ機器ならではです.これは,ジュリアス個人の意見ですが,VIAのApolloPro133AとGA-SV432/AGP4の相性がドライバ問題なら,ドライバアップデートで対応できる可能性が高いです.このあたりも追ってレポートしたいです.なお,OPENGLの件は,ベンチマークテストとの関係なので,このチップがOPENGLをサポートしていないと現時点では判断できません.このことも追って調べます.

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Copyright 1999 岩村益典