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グラフィックスカード チェインテック製AGP-R150

 チェインテック社は以前より多くのグラフィックスカードを手がけています.ただ,代理店の関係で日本ではまだまだ,といった感があります.今回入手したのは,珍しくTNT2 VANTA搭載のカードでVRAM 8MBタイプです.通常なら,まずMSI製の6199でテストするのですが,まずはAGP4xが気になるため,Soltek製SL-67KVのAGP4x設定でテストしました.
 

テスト環境
 メインボード:Soltek SL-67KV
 CPU:Pentium3 500MHz
 システムバス:100MHz
 メモリ:64MB PC133仕様
 ハードディスク:クアンタム FBCR4.3 ATA66


HDBENCH   20271
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 29.36
OPENGL 33.88

HDBENCH(2.61)

ALL 浮動小数点 整数演算 矩形 テキスト スクロール Direct
Draw
Read Write Memory
20271 40558 32176 30712 6870 22859 436 29 13950 14607 26023

テスト結果
 良い結果が出ました.そこで,AGP4xをDisabledにしてテストしました.しかしなんと,ほとんど結果が変わらないのです.

 そこで,AGP4xには対応していない,ApolloPro133メインボードで再テストです.メインボードには,TRY!PC+Julius Iwamura Hardware Pageで9月にベストDIY賞を受賞したチェインテック社の6ATA2です.ATA66に対応しクロックの微調整もできる,遊び心いっぱいのボードです.このボードについては,近くまた取り上げる予定です.

テスト環境
 メインボード:チェインテック 6ATA2
 CPU:Pentium3 500MHz
 システムバス:100MHz
 メモリ:64MB PC133仕様
 ハードディスク:クアンタム FBCR4.3 ATA66


HDBENCH   20243
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 28.98
OPENGL 33.88

HDBENCH(2.61)

ALL 浮動小数点 整数演算 矩形 テキスト スクロール Direct
Draw
Read Write Memory
20243 40567 32185 30710 6793 22701 436 29 13950 14607 25618

結論
 というわけで,結局AGP4xのすごさは不明状態です.しかし,このカードの出した数値は,結構いい線です.つまり,このカードはVANTAでVRAMも8MBです.価格的にもかなり安いはずです.そうであれば,GeForce256もいいけれど,ApolloProPlus系のメインボードにこのカードを取り付けると, かなりよいシステムが実現できるのです.
 なぜなら,15000円くらいの予算ならSiS620くらいになりますが,あと3000円出せば,ApolloProPlus+VANTAカードが入手できます.しかも,810よりもグラフィクスは優れていますし,後の楽しみも増えるのです.

 

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Copyright 1999 岩村益典