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DFI製 810eメインボードの紹介

 9月末,DFI社でAWARDの授与を行いました.

 DFIで授与の様子

 地震の影響も一段落してはいましたが,まだ分割送電で1日に何度も停電していました.そこで,大きな発電器2台を準備し,工場も含めDFIのすべての機能を回復したのです.

 DFIと発電機 


 インテル社が820の発表を遅らしたので,DFI製の820メインボードの紹介も,少し遅れることになります.しかし,810eについては公表できます.
 DFI社では,Intel 810eチップセット搭載メインボードとして,ATX,MicroATX,FlexATXフォームファクターでメインボードを準備しています.PW65-E・PW35-E・CW65-E・CW35-E・CW27-Eがモデル名です.なお,写真はPW65Eです.


 810eは,従来から紹介してきたように,FSB133MHz,i752相当の高性能グラフィックスなどを搭載しています.また,AMRスロットも搭載です.810eのグラフィックスは,Dynamic Video Memory Technology (DVMT)で133MHzグラフィックスデータバスに対応しています.シェア分は60MB DVM,ディスプレイキャッシュは4MBです.SoftDVDにも対応できるようMotion Compensation技術をサポートし,30 frames/秒を実現します.ATA55やRAMへのサスペンドなど,最新技術を満載しています.

● CPU情報
 いわゆる,ソケット370タイプのPentium3のことです.未確認情報ですが,先にお話ししたように,現行のソケット370メインボードそのままでは使用できないようです.

● グラフィックスについて
 GeForce256が来ます.来週早々にテスト結果も出ます.こうご期待.ところで,810でもグラフィックスを拡張したいのかPCI版のTNT2カードなどがリリースされていますが,どんなものなのでしょう.
◆TNT2・・・AGPスロットに取り付けるとAGPとして動作する.PCIスロットに取り付けたらAGPとして動作しない.
◆Voodoo系・・・AGPスロットに取り付けてもAGPとして動作しない
 TNT2をPCIでつかっても,メインメモリにテクスチャを貼らないので,TNT2はAGPに取り付けないと意味がないような気がするのですが.エンジンだけの高速性に期待しているのでしょうか.いずれにせよ,どのスロットに取り付けるかではなく,物理的にどのようなスペックで動作しているかが問題なのです.PCIで問題ないなら,AGP仕様そのものが不要なはずで,これは一種の後退なのですが.言い換えると,810でPCIグラフィックスを使うなら,Apollo Pro 133AでAGPグラフィックスカードを使うほうが良いと思うのです.

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Copyright 1999 岩村益典