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グラフィックスカードテスト
GeForce256編CREATIVE 3D BLASTER GeForce
台湾の地震でリリースがいつになるか、注目度No.1のグラフィックスプロセッサ(GPU)GeForce256です。
まずは、CREATIVE製の製品からテストしてみましょう。なお、nVIDIA社はGeForce256のことをアクセラレータなどとは呼ばす、グラフィックス-プロセッサ-ユニット(GPU)と呼んでいるので、そのように記載しておきます。
ただ、ジュリアスの知るところでは、GeForce256はまだチップのリビジョンがアップする可能性がありますし、ドライバも常に更新され続けています。メモリもSDR搭載品の後にDDR搭載モデルが投入されるようで,パフォーマンスが上がるかもしれません.
このような現状ですから、今日のテスト結果が、GeForce256というGPUの性能だとは考えないでください。
謝辞:今回の紹介にソフトアイランド秋葉原店の協力を得ました。ありがとうございました。問い合わせなど:www.soft-island.com |
製品構成
今回入手した製品は、VRAM32MBのベーシックな製品で、TV出力などは搭載されていません。英文マニュアルとドライバCD以外では、ソフトウェアDVDツールWinDVDが付属していました。ただ、価格的には30,000円以下と、思っていたよりも安かったです。ただ、この製品自体は台湾の地震前に作られている可能性があり、今後メモリなどの価格高騰により、価格が上がるのではないか、という予想もできます。
ここでは、AGP4xの関係と比較できるデータを用意するため、GIGABYTE製の820メインボードとApolloPro133Aのチェインテック製メインボードをを使いました。
テスト環境 メモリ メルコ製RD800-E128M ラムバスメモリ128MB ハードディスク クアンタム製FBCR4.2 ATA66 グラフィックスカード 3D BLASTER GeForce CPU Pentium3 500MHz メインボード GIGABYTE製GA-6CX |
HDBENCH | 29444 | 図 | ||
Fogcity2 | Direct3D | Normal Detail | 30.90 | 図 |
OPENGL | 78.02 |
HDBENCH(2.61)
ALL | 浮動小数点 | 整数演算 | 矩形 | 円 | テキスト | スクロール | Direct Draw |
Read | Write | Memory |
29444 | 40597 | 32217 | 81338 | 6898 | 46464 | 1120 | 74 | 13912 | 13010 | 25709 |
では、参考としてTNT2Ultraカードでテストしてみましょう。なお、TNT2搭載のAOpenグラフィックスカードの結果と比べると興味深いです。
テスト環境 メモリ メルコ製RD800-E128M ラムバスメモリ128MB ハードディスク クアンタム製FBCR4.2 ATA66 グラフィックスカード AOpen製PA3020 TNT2Ultra 32MB CPU Pentium3 500MHz メインボード GIGABYTE製GA-6CX |
HDBENCH | 33720 | 図 | ||
Fogcity2 | Direct3D | Normal Detail | 28.24 | 図 |
OPENGL | 44.61 |
HDBENCH(2.61)
ALL | 浮動小数点 | 整数演算 | 矩形 | 円 | テキスト | スクロール | Direct Draw |
Read | Write | Memory |
33720 | 40599 | 32207 | 82701 | 23897 | 60738 | 1266 | 38 | 13912 | 14442 | 25702 |
結果:
結果通りなら、2Dが少し遅いようですね。ただし、3D系は確実に速いです。特にOPENGLがここまでだとかなりうれしくなります。TNT2とTNT2Ultra系との差を考えると、やはりGeForce256だな、と感じます。
なお、ドライバなどは毎週のように更新されるようです。ドライバを変えて再びテストしてみたいです。また、このカードはいろいろと調整することができるようで、調整するとより速くなる可能性があります。あくまでも、買ってきたばかりの初期設定状態でテストしています。
なお、近日中に他社のGeForce256が届きます。どのように異なるか、テストが楽しみです。
Copyright 1999 岩村益典