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メインボードテスト820編GIGABYTE製GA-6CX
GIGABYTEの820メインボードGA-6CXです。
インテル社が820の発表を遅らせたため、このメインボードもこの仕様でリリースされるかどうかは不明です。しかし、インテル社が820の発表を遅らせた理由は、主としてラムバスメモリを複数挿すとエラーの出る場合がある、ということです。従って、このメインボードでも、ラムバスは1枚にしてテストすればおおむね良好です。ただし、BIOSなどは近くアップデートされることがあるので、注意が必要です。
CRIMMは2つ付属しています。また、AGPはx4スロットでカード支持具も付いています。ところで、GIGABYTEでこのメインボードを受け取った際、バックアップ用のボタン電池が立っていることを強調していました。このことが、性能に影響するのかどうか不明ですが、ジュリアスとしては、昔486メインボードでこのようなメインボードがあったことを思い出しました。
このテストでは、グラフィックスカードにTNT2を使用しました。グラフィックスを交換してでのテストは、グラフィックス編を参照してください。
ATXフォームファクタ PCIx5 ISAx1 AGP(x4対応)x1 AMRx1 |
正式リリース版では、ISAが搭載されるかどうかは不明です。AMRがあるので、モデムについてはモデムライザーを使うのが良いと思います。
なお、今年の終わりくらいからArchtek社などがモデムライザーをリリースしてくるので、入手も楽になるでしょう。なお、AMR自体は、オーディオ機能も搭載しているのですが、GA-6CXの場合にはオーディオはオンボードなので、AMRにはモデムライザーカード(モデム機能のみ)を取り付ければよいことになります。
BIOSはAMI製を使用していますが、メニュー構成などはAWARD製とほとんど同じです。AGP4xに関する設定は見つかりませんでした。
テスト環境 メモリ メルコ製RD800-E128M ラムバスメモリ128MB ハードディスク クアンタム製FBCR4.2 ATA66 グラフィックスカード AOpen製PA3010 TNT2 32MB CPU Pentium3 500MHz |
HDBENCH | 32465 | 図 | ||
Fogcity2 | Direct3D | Normal Detail | 26.54 | 図 |
OPENGL | 43.11 |
HDBENCH(2.61)
ALL | 浮動小数点 | 整数演算 | 矩形 | 円 | テキスト | スクロール | Direct Draw |
Read | Write | Memory |
32465 | 40592 | 32209 | 80339 | 24128 | 52832 | 1110 | 37 | 13931 | 14585 | 25700 |
Hdbenchで見る限り、性能はかなり良いのですが、ただ、ディスクアクセスがすこしだけ遅いようです。メモリなどはいい数字ですが、なんといってもRIMMが高価なので、そこが問題です。
組立感想 GIGABYTE GA-6CX
設定箇所が,ほかに比べて多少多いので、マニュアルを参照しつつ慎重に作業を進めます。BIOS設定は簡単ですが、初期設定ではフロッピーから起動しないようになっているので、OSをインストールする場合には、設定変更が必要です。
AGPカードを固定する支持具が付いているので、信頼性は非常に高いです。また、DualBIOSの標準サポートで、実際に使用するかどうかは別として、なぜか安心です。
PCBが大きいので配線は楽です。ただ、AMR-AGP-PCIの順番で拡張スロットが並んでいるので、グラフィックスカードのチップクーラーファンが大きいとPCIカードを取り付ける場合に問題が生じます。このあたりを工夫する必要があるでしょう。
Copyright 1999 岩村益典