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AOpen製820メインボードAX6C
このメインボードも、実際にリリースされる物とは異なる可能性があります。しかも、このボードはエンジニアサンプルです。しかし、ここまで完成度の高いメインボードをすでに準備していたということを考えると、恐るべしAOpenです。
ISAは搭載しない、レガシーフリー仕様で、PCIは5本搭載しています。ATXフォームファクタです。もちろん、チップセットは820で133MHz、AGP4x対応です。BIOSはAWARDです。
テスト環境 メモリ メルコ製RD800-E128M ラムバスメモリ128MB ハードディスク クアンタム製FBCR4.2 ATA66 グラフィックスカード AOpen製PA3010 TNT2 32MB CPU Pentium3 500MHz |
HDBENCH | 32500 | 図 | ||
Fogcity2 | Direct3D | Normal Detail | 27.31 | 図 |
OPENGL | 43.18 |
HDBENCH(2.61)
ALL | 浮動小数点 | 整数演算 | 矩形 | 円 | テキスト | スクロール | Direct Draw |
Read | Write | Memory |
32500 | 40597 | 32210 | 80485 | 24092 | 52836 | 1110 | 34 | 14007 | 14669 | 25018 |
GIGABYTE製GA-6CXのテスト結果と比べてもわかるように、ATA66系ディスクアクセスも順調です。全体的にパフォーマンスはかなり高いといえます。
コラム:Julius Iwamura Hardware Pageのテスト結果の見方 ハードディスク編
ATA33ディスクでは、Hdbenchで8000〜10000が目安です。 以上の範囲よりも下の場合には、遅いということになります。なお、ATA66でもIBMの7200回転2MBキャッシュの高速タイプなら18000から20000という数字が出ます。以上の内容を参照してテスト結果を見てください。 |
組立感想 AOpen製AX6C
AX6C上の配置は、AGP-AMR-PCIの順番なので、グラフィックスカードのファンが大きくてもPCIに干渉することはありません。AMRに取り付けるモデムライザーカードは小さいので、取り付けても大丈夫でしょう。設定箇所も少ないです。
ただ、ATX電源コネクタの位置がCPUソケットに近いため、ケーブルの引き回しに苦労しました。とはいえ、非常に扱いやすい、さりげないけれど、高性能というのが印象です。「これが製品前のサンプルかい?」と言ってしまいたくなるほどの完成度です。
Copyright 1999 岩村益典