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ECS製820メインボード P6IC-A+
このボードもサンプル段階で、製品化される際には仕様が異なる可能性があります。一見してわかるのは、ソケット370が搭載されていないことです。スロット1CPUを対象にしているのはわかるのですが、ソケット370タイプPentium3/Coppermineを取り付けたい時はドーターカードを使うのでしょうか。とはいえ、このCPUが従来のソケット370Celeronとピンが完全互換でないのでは、という噂は本当かもしれません。
ATXフォームファクタで、ISAは搭載せず、PCIx5、AGP、AMRスロットを搭載しています。しかし、P6IC-A+の特長は、サウンドチップをCMI8738を搭載していることで、4チャネルサウンドが実現しますし、このチップでV.90ファックスモデムも実現するのです。
AMRは不要という感じもするくらいです。この、4チャネルサウンドは、通常のチップセット組み込みがたAC97Codecより高品質で、いろいろと活用できます。おそらく、製品化された際には、付属CDにいろいろなユーティリティが付属しているでしょう。
今回は、エンジニアサンプルで、ドライバもないのですが、他社のドライバを使って何とかやってみようと思います。BIOSはAWARDを使っています。
テスト環境 メモリ メルコ製RD800-E128M ラムバスメモリ128MB ハードディスク クアンタム製FBCR4.2 ATA66 グラフィックスカード AOpen製PA3010 TNT2 32MB CPU Pentium3 500MHz |
HDBENCH | 32461 | 図 | ||
Fogcity2 | Direct3D | Normal Detail | 26.01 | 図 |
OPENGL | 42.22 |
HDBENCH(2.61)
ALL | 浮動小数点 | 整数演算 | 矩形 | 円 | テキスト | スクロール | Direct Draw |
Read | Write | Memory |
32461 | 40588 | 32201 | 80479 | 23749 | 52831 | 1109 | 39 | 14084 | 14649 | 25913 |
動作させてみた結果は上々です。早く、リリース製品を動かしてみたい気持ちでいっぱいです。特に、サウンドチップを搭載しているので、CPUの負荷も減るでしょうし、専用モデムカードを取り付けることもできるようになっているようです。
ECS 810eメインボード 名称未確認
名称も未確認ですが、810e搭載のメインボードを紹介しておきます。ジュリアスが初めて長時間手にとって見ることのできた810eメインボードです。
このメインボードはソケット370とスロット1の両方を搭載しています。また、CMI8738サウンドチップも搭載しています。従って、ECS仕様のモデムカードを取り付けることもできるようです。
Copyright 1999 岩村益典