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AZZA PT-810DXメインボードテスト

 ATXの本格的810-DC100搭載メインボードです。AZZA特有のAIR Busも搭載し、BIOSの保護も完璧です。スロット1とソケット370の両方を搭載しています。PCIが5本で拡張性もあり、AMRも搭載しています。810-DC100チップセット自体も最新リビジョンで、安定性も高そうです。
 テストは、ATA66ハードディスクとシステムバス66MHzのソケット370Celeronで行いました。

テスト環境
メモリ 64MB PC100仕様
ハードディスク クアンタム製FBCR4.2 ATA66
CPU Celeron 400MHz システムバス66MHz

 

HDBENCH   15452
Fogcity2 Direct3D Normal Detail 23.20
OPENGL サポート外のため測定できず

HDBENCH(2.61)

ALL 浮動小数点 整数演算 矩形 テキスト スクロール Direct
Draw
Read Write Memory
15452 32555 25833 22693 2109 11295 497 30 13988 14649 20736

結果
 810DC100搭載メインボードとして、かなりいい結果を出しています。しかし、このメインボードの一番の特長は、最新設計なので安定性が高いことです。なお、AIR Bus機能については、先の記事を参照してください。
 ところで、参考までにユーティリティPCILISTでシステムを調べたのですが、AGPを認識せず、PCIグラフィックスと表示されました。

組立感想:810メインボードを使用する際の注意
 設定箇所も少なく初心者にも安心して推奨できます。しかし、フロッピーディスクドライブコネクタなどの位置がAMRやPCIと同じ方向なので、ケーブルの引き回しに注意してください。DIMMの取り付けについても親切にマニュアルで解説されているので、複数のソケットにDIMMを取り付ける場合には特に参照してください。810はメインメモリをグラフィックス用に使用するため、メインメモリとの相性が悪いと、システム起動すら問題が生じます。
 また、AZZAの特長である付属CD-ROMユーティリティもすばらしいです。キャッシングでCD-ROMアクセスを高速化し、ハードディスク内に仮想CD-ROMドライブを作成することができます。このメインボードを使った製作記事も近く紹介する予定です。

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Copyright 1999 岩村益典