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メインボードテスト:シャトル製MS11  

 シャトル製MS11はチップセットにSiS630を採用したオールインワンメインボードです。SiS630なので、サウンドおよびグラフィックスなどがサポートされます。ただし、今回入手したエンジニアサンプルはネットワークをサポートしていません。

 PCIの延長のように配置されたUPTスロット(USB/パネル/TVスロット)には,オプションの専用カードでTV出力,追加USB,デジタルパネルをサポートします。グラフィックスはSiS300相当です。DVD再生補償機能も搭載しています。  また、シャトルメインボードの特徴である、角が面取りされたPCBもユーザーへの配慮としてうれしいです。 

 価格 不明 
メーカーWeb http://www.spacewalker.com/ 
問い合わせ MCJ 
チップセット SiS630 
BIOS AWARD 
外部クロック 66/100/133MHz(その他未定) 
CPUソケット ソケット370 
メモリ DIMMソケットx2 最大512MB 
拡張スロット PCIx3、AMRX1、UPTx1 
サウンド,グラフィックス,イーサネットオンボード 
形状 MicroATX 
付属品:英文マニュアル,サポートCD,金具類

 

 

テスト環境
CPU Coppermine500MHz  
ハードディスク クアンタムFBCR4.2 ATA66  
メモリ 128MB

 

HDBENCH(3.11) 

ALL Interger Float MemoryRead MemoryWrite Read&Write DirectDraw
9328  16836  12766  5264  2657  5310  15 
Rectangle Text Ellipse Bitlt DriveRead DriveWrite FileCopy
7377  7933  1817  105  14340  14894  7148 

● 結論 

 台湾での情報では、DIY市場でもっとも売れているSiS630メインボードはLeadtek製のWinFast 6300MAXだといいます。これは、製品の質もありますが、多くのメーカーがDIY市場にSiS630製品をリリースしていないことにも大きく依存します。

  今回紹介したシャトルMS11もOEM用が主流と言うことで、DIY市場ではあまり見かけませんが、性能的にはかなり優れたものがあるようです。ただし、製品構成としては低価格システム用といった印象で、SiS630を使い切ると言うよりは、必要な機能をローコストで実現したい、という意図が見られるようです。

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