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新ブランドQ-lity P3V-T

 Q-lityは、ノートマシンで有名なQUANTA社のメインボード部門に相当する会社で、ブランド名でもあります。日本向けのOEMも多く手がけているため、今までは名前が広まらず、日本ではマイナーな存在です。しかし、世界有数の企業であることは事実で、メインボードのASUSTeKに対し、ノートのQUANTAと言われるくらいです。

 今回はQ-lity P3V-TというVIAチップセットメインボードを入手したので、紹介とテストを行いたいと思います。


 P3V-Tは、133MHz対応のVIA 82C693A+VIA 82C596Bをチップセットに採用していて、AGP4xには対応していませんが、ATA66に対応しています。

テスト環境
 
CPU Pentium3 500MHz
グラフィックスカード AOpen製 PA3010 32MB TNT2
メモリ 64MB PC100仕様
ハードディスク クアンタム製FBCR4.3 ATA66 

 

Fogcity2 Direct3D Normal Detail 29.39
OPENGL 43.63

 

HDBENCH(3.11) 

ALL Interger Float MemoryRead MemoryWrite Read&Write DirectDraw
12951 21074 15867 9970 8795 12795 34
Rectangle Text Ellipse Bitlt DriveRead DriveWrite FileCopy
29555 34965 5337 918 13324 14231 7166

結果
 気に入ったのは動作が非常に安定していることです。また、ATA66の効果も出ています。設定箇所も少なく組み立て安いメインボードです。実売価格などが不明なため今後追跡していきたいと思っています。


コラム # ソルテックのドーターカード
 スロット1に取り付けるソケット370CPUアダプタカード ソルテック製のSL-02AがSL-02A++にバージョンアップしました。CoppermineとJoshuaに対応しました。

 JoshuaはVIA/サイリックスの新CPU(まだ出荷されていない)で、サイリックスMllベースのソケット370CPU、FSB100/133、L2キャッシュ256KB、433から566MHz(相当)のCPUとのことです。

 従来のソケット370メインボードで動作するかどうかは今後の情報が必要ですが、少なくともスロット1メインボードでソルテック製のSL-02A++を使うとJoshuaが使えるようになるようです。ただ、Coppermineに対応していないソケット370メインボードでCoppermine対応になるアダプタが早く欲しいところです。

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