1/8

GIGABYTE製新製品
GA-BX2000+・GA-MG400テストと紹介

● GA-BX2000+をTNT2カードでテスト
 GA-BX2000+がリリースされました。青いPCBを採用し、Promise製のATA66コントロールチップを搭載しています。いわゆる、BX+ATA66タイプのメインボードです。

 特徴としては、GIGABYTEのDual BIOS技術やRAMへのサスペンドを搭載しているだけではなく、グラフィックスBIOSをメインボードBIOS-ROMチップに格納することで、グラフィックスカード上にはBIOS-ROMチップは不要となり、コストパフォーマンスが良くなるという機能を搭載しています。

 なお、この機能を使用するには、対応グラフィックスカードが必要ですが、今回、同じく青いPCBでマトロックス製G400グラフィックチップを搭載したGA-MG400を入手しましたので、一緒に見てみたいと思います。

テスト環境
CPU Pentium3 500MHz
メモリ 64MB PC100仕様
グラフィックスカード AOpen製PA3010 TNT2 32MB
ハードディスク クアンタム製FBCR4.3 ATA66

 

Fogcity2 Direct3D Normal Detail 29.30
OPENGL 43.69

 

HDBENCH(3.11) 

ALL Interger Float MemoryRead MemoryWrite Read&Write DirectDraw
13152 21139 15916 8288 10792 12175 37
Rectangle Text Ellipse Bitlt DriveRead DriveWrite FileCopy
30717 36367 9793 920 13272 14163 6419

 

Final Reality Ver1.01 OverAll 4.69
AGP(16M) 61.22

● グラフィックスカードをGA-MG400に変更
 次に、グラフィックスカードをGA-MG400に変更します。グラフィックスカード以外のテスト環境は先のPA3010を使用した場合と同じです。

 パッケージ

 しかし、GA-MG400を取り付けてシステムを起動しようとすると、エラーブザーが鳴ります。要するにVGAカードを認識していないのです。メインボード上のBIOSにグラフィックスBIOSが含まれていないのです。しかし、ジュリアスの持っているGA-MG400はエンジニアリングサンプルでまだ、マニュアルも十分ではありません。しかし、GIGABYTEのエンジニアから受け取ったCD-ROMを見ると、対応メインボード用最新BIOSが入っています。要するに、グラフィックスBIOSを含めてアップデートする必要があるということのようです。このあたりの詳細はTRY!PC誌で紹介します。
 しかし、このBIOSアップデートをするには、とにかく画面表示できるグラフィックスカードが必要となります。

Fogcity2 Direct3D Normal Detail    
OPENGL  

 未対応なのかベンチマーク起動せず

HDBENCH(3.11) 

ALL Interger Float MemoryRead MemoryWrite Read&Write DirectDraw
13645 21161 15932 8389 10795 12181 59
Rectangle Text Ellipse Bitlt DriveRead DriveWrite FileCopy
37325 47138 4097 920 13306 14221 5729

 

Final Reality Ver1.01 OverAll 5.06
AGP(16M) 97.85

● 結論
 Final Reality Ver.1.01 でもかなり良い数字が出ています。欲しくなってくる数値です。ちなみに、数ヵ月前にデュアルヘッドをテストしたときよりも画質が上がっているような感じです。印象としては、チップ自体もリビジョンアップしているのかもしれません。
 Fogcity2はGA-MG400がどの程度、BIOS-ROM搭載タイプより安いかは不明ですが、もし、数千円の違いがあるなら購入を推奨したいと思います。
 もしかしたら、メインボードとグラフィックスカードの抱き合わせ販売になるかもしれません。なぜなら、グラフィックスカードを持っていない人が、旧BIOSのメインボードのBIOSをアップデートすることができないからです。その意味で、システムベンダー向け製品ともいえます。

戻る 


Copyright 2000 岩村益典