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GIGABYTE製新製品
GA-BX2000+・GA-MG400テストと紹介
● GA-BX2000+をTNT2カードでテスト
GA-BX2000+がリリースされました。青いPCBを採用し、Promise製のATA66コントロールチップを搭載しています。いわゆる、BX+ATA66タイプのメインボードです。
特徴としては、GIGABYTEのDual BIOS技術やRAMへのサスペンドを搭載しているだけではなく、グラフィックスBIOSをメインボードBIOS-ROMチップに格納することで、グラフィックスカード上にはBIOS-ROMチップは不要となり、コストパフォーマンスが良くなるという機能を搭載しています。
なお、この機能を使用するには、対応グラフィックスカードが必要ですが、今回、同じく青いPCBでマトロックス製G400グラフィックチップを搭載したGA-MG400を入手しましたので、一緒に見てみたいと思います。
テスト環境 CPU Pentium3 500MHz メモリ 64MB PC100仕様 グラフィックスカード AOpen製PA3010 TNT2 32MB ハードディスク クアンタム製FBCR4.3 ATA66 |
Fogcity2 | Direct3D | Normal Detail | 29.30 | 図 |
OPENGL | 43.69 |
HDBENCH(3.11) 図
ALL | Interger | Float | MemoryRead | MemoryWrite | Read&Write | DirectDraw |
13152 | 21139 | 15916 | 8288 | 10792 | 12175 | 37 |
Rectangle | Text | Ellipse | Bitlt | DriveRead | DriveWrite | FileCopy |
30717 | 36367 | 9793 | 920 | 13272 | 14163 | 6419 |
Final Reality Ver1.01 | OverAll | 4.69 | 図 | |
AGP(16M) | 61.22 |
●
グラフィックスカードをGA-MG400に変更
次に、グラフィックスカードをGA-MG400に変更します。グラフィックスカード以外のテスト環境は先のPA3010を使用した場合と同じです。
しかし、GA-MG400を取り付けてシステムを起動しようとすると、エラーブザーが鳴ります。要するにVGAカードを認識していないのです。メインボード上のBIOSにグラフィックスBIOSが含まれていないのです。しかし、ジュリアスの持っているGA-MG400はエンジニアリングサンプルでまだ、マニュアルも十分ではありません。しかし、GIGABYTEのエンジニアから受け取ったCD-ROMを見ると、対応メインボード用最新BIOSが入っています。要するに、グラフィックスBIOSを含めてアップデートする必要があるということのようです。このあたりの詳細はTRY!PC誌で紹介します。
しかし、このBIOSアップデートをするには、とにかく画面表示できるグラフィックスカードが必要となります。
Fogcity2 | Direct3D | Normal Detail | ||
OPENGL |
未対応なのかベンチマーク起動せず
HDBENCH(3.11) 図
ALL | Interger | Float | MemoryRead | MemoryWrite | Read&Write | DirectDraw |
13645 | 21161 | 15932 | 8389 | 10795 | 12181 | 59 |
Rectangle | Text | Ellipse | Bitlt | DriveRead | DriveWrite | FileCopy |
37325 | 47138 | 4097 | 920 | 13306 | 14221 | 5729 |
Final Reality Ver1.01 | OverAll | 5.06 | 図 | |
AGP(16M) | 97.85 |
● 結論
Final Reality Ver.1.01
でもかなり良い数字が出ています。欲しくなってくる数値です。ちなみに、数ヵ月前にデュアルヘッドをテストしたときよりも画質が上がっているような感じです。印象としては、チップ自体もリビジョンアップしているのかもしれません。
Fogcity2はGA-MG400がどの程度、BIOS-ROM搭載タイプより安いかは不明ですが、もし、数千円の違いがあるなら購入を推奨したいと思います。
もしかしたら、メインボードとグラフィックスカードの抱き合わせ販売になるかもしれません。なぜなら、グラフィックスカードを持っていない人が、旧BIOSのメインボードのBIOSをアップデートすることができないからです。その意味で、システムベンダー向け製品ともいえます。
Copyright 2000 岩村益典