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アップグレードパーツ:RenaissanceAT 

 パワーリープRenaissanceATが正式リリースされました。RenaissanceATは、PCのISAバスに取り付けるメインボードで、拡張スロットは搭載していませんが、USBがあるので問題は少ないでしょう。USBに接続できる大容量メディアもありますし、USBをSCSIに変換できる機器もあります。日本でも秋葉原には並んでいるようです。

  製品仕様  

形状 ISAフルサイズカード 96x290mm  
CPU ソケット7  
チップセット VIA MVP4  
メモリ DIMMソケットX2  
その他 USBx2コネクタ.バックパネル金具に搭載
 ATA66、サウンド、3Dグラフィックス搭載  
拡張コネクタ なし  

  ソケット7用CPUが品薄になってきているので、RenaissanceATを使う場合には、CPUも確保してください。

 RenaissanceATの最大の特徴は、互換性問題が発生しにくいところです。本体で使用するのは、電源やドライブ類だけで、本体のメインボードとは無関係に動作します(RenaissanceATはメインボードなので当然ですが)。事実、RenaissanceATのISAスロットに差し込む部分に配線はありません。ただし、ISAといってもフルサイズのカードが取り付けられないと使用できません。また、CPUクーラーやメモリの高さがあるので、筐体内にそれだけの空間が必要です。 

  性能については、MVP4の性能です。K6:300MHz以上のCPUならどれを使っても効果的です。K6-3の400以上を使うなら、グラフィックスカードをアップグレードしたくなります。今回テストしようとがんばっているのですが、なかなかインストールがうまくいきません。次回にテスト結果を掲載します。 

 メインボード交換と比べたら、割高になる可能性がありますが、アップグレード作業は簡単です。ジュリアスは古いコンパックの486マシンを持っているので、これに取り付けると速くなって便利、と考えています(電源コネクタの問題があるが)。

 世界的にAMD-K6系CPUが不足してきています。さる台湾メーカー社の話では、旧タイプのシステムにK6系CPUを取り付けることのできるアダプタの需要は、最近再び上昇してきているそうです。しかし、古いシステムの破棄が困難になってきている今、簡単なアップグレードで高速化が期待できるツールは便利です。

 このメーカーのMMX非対応メインボードにK6などを取り付けるアダプタJJ-PegasusZXは日本でも入手可能です。特にタワー型筐体でも落ちないよう確実に固定できる仕様が優れています(詳細はhttp://www.arcadia-inc.com/)。

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