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Aladdin7メインボード:Powercolor製P561A

 PowercolorのAladdin7メインボードを入手した。この非常なレアアイテムに個人的には歓喜しています。Aladdin7は、ArtXグラフィックスを内蔵したチップセットで、外部AGPスロットはサポートしていません。興味はどの程度のグラフィックス性能か、というところなのでありますが、テスト結果は良かったです。


 IDE関連も速いし、グラフィックスもかなりの出来です。AladdinTNT2よりは3D性能が劣るのは致し方ないのですが、MVP4などと比べるとかなり良い数値です。
 なお、テストについて簡単にコメントすると、AladdinTNT2はボード上にVRAMを持っているため問題ありませんが、Aladdin7はメインメモリをVRAMに当てます。これはBIOSで指定するようになっていますが、デフォルトでは16MBがVRAMになっています。従って、もし64MBのメモリを実装してテストをしたら、3DMark2000が動作しません。そこで、メインメモリは128MBとしました。
 ただ、別原稿でgeFORCE2:64MBのテストした後だから、多少遅く感じたのです。これなら、オールインワンメインボードとして非常に優れたものといえます.

 ドライバのインストールも簡単で非常に楽なのでありますが、CPU設定がジャンパなので、BIOSで実現できる今日にあっては多少面倒ではあったです。このメインボードで「ソケット7に対する愛を試される」という印象なのでありますが、今回のテスト結果では、K6-2:400もなかなかやるな、という感じです。
 ただし、今後新たにシステムを組み立てるなら、370のほうを採用するでしょう。時代は確実に進んでいるのです。つまり,CPUを買い換えずメインボードを買い換えてアップグレードユーザはほとんどいないでしょう。

 

テスト環境
CCPU K6-2:400
ハードディスク FBST3.2 ATA33
メモリ 128MB

 

HDBENCH(3.11) 

ALL Interger Float MemoryRead MemoryWrite Read&Write DirectDraw
7823  19413  12397  9561  8439  12079  18
Rectangle Text Ellipse Bitlt DriveRead DriveWrite FileCopy
7116  6315  1315  93  10616  10744  1672 

 

3DMark2000 668 

 

 なお、ソケット7:CPUの製造はすでに終了しているという話と継続しているという話が錯綜しています.実際には入手可能らしいです。ただし、これはアメリカのことです。日本では、ショップなどが仕入れる場合に100個単位となるため、仕入れるには勇気が必要となるのです。従って、日本では入手困難になるかもしれません.
 日本を中心に考えてはいけない,ということで、この種のボードの存在意義は世界的には十分存在するのです。

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