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高雄市電脳展:その5:ソフトウェアパークePlazaと南台湾の力

 高雄では、新しいソフトウェアパークビルePlazaが計画されました。工事着工が今年の11月で、およそ1年半をかけて工事を行うそうです。空港や港、駅からも近く、設備も近代的で、ソフトウェア会社やコンピュータ通信関連企業の台湾法人や本社として期待されています。

 基本的に政府の事業ですから、価格的にも魅力なのです。詳細は、8月に報告できると思います。しかし、おそらく加工区(加工だけをするエリアで関税に関して優遇措置がある)の取り扱いを受けるはずです。

 高雄での取材を通じて感じたのは、南台湾のパワーといったものです。多くのハードウェア企業がソフトウェアに移行しつつあります。これは、ハードウェアメーカーの多くが台湾北部にあることと、中国大陸での生産量が増えているために、コスト的にも不利であることによる影響があるのでしょう。
 高雄のメーカーやショップのスタッフは、日本との貿易をしたいと願っていますが、日本のお客さんはなかなか高雄まで来ないため、接触できないのが残念だと話していました。

 なお、このePlaza興味をお持ちの読者は、julius@cqpub.co.jpまでご連絡ください。資料の提供など、日本側でのサポートをします。
 そして、8月中にもう一度高雄を訪問するつもりでいます。

 

 高雄市電脳協会のキャラクタ

 

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