8/16

メインボード:ECS製P6STP-FLのテスト

 ECS製P6STP-FLの現行バージョンV.1.1は、チップセットSiS630eを搭載しています。SiSが630の製造を中止したのが原因です。とはいえ、ADIMMのサポート以外に大きな違いはありません。

フォームファクタ FlexATX
CPUスロット/ソケット ソケット370
チップセット Ver1.0:SiS630
Ver1.1:SiS630e
メインメモリ(スロットの種類/最大容量) DIMM x2 最大1GB
拡張スロット PCI x2
FSB 66MHz/100MHz/133MHz
倍率3倍から8倍
  グラフィックス:チップセット内蔵
ネットワーク:チップセット内蔵
サウンド:CMI8738
LAN:チップセット内蔵:ただし、ドータカードはオプション

 このように、ECS製P6STP-FLはSiS630eを搭載し、SiS300相当のグラフィックスやサウンド、ネットワーク機能を標準で搭載しています。また、同製品は専用-FLのサウンドチップCMI8738を搭載しています。そのため、4スピーカとファックスモデム機能をオンボードでサポートします。また、4スピーカ用のソフトウェアも標準添付です。CMI8738のファックスモデム機能を利用するには、別途専用のファックスモデムライザーが必要となりますが、ベアボーンなどのセット品ではなく、単品でこのライザーが発売されるかどうかは、日本で販売するために必要なJATE認可のこともあり、不明です。

 マニュアルは英文マニュアルのみですが、製品によってはECSのWebサイトに日本語マニュアルがあるので、活用情報についてはぜひ参照してください。ドライバのインストールが複雑であるところが、難なので、よくわからない人はWebを参照すると良いでしょう。

 USBコネクタの上部にLANコネクタがあります。そのため、通常の筐体に付属しているバックパネルコネクタ用の金属板が使用できません。別途購入する必要があります。

テスト環境
CPU Celeron 400MHz
ハードディスク クアンタムFCR 4.2GB ATA66
メモリ 128MB



結果
 非常にバランスのとれた性能です。マニュアルには、FC-PGA:Coppermineに付いての記述が無く、使用するなら66MHzタイプPPGA:Celeronが良いでしょう。geFORCE2のグラフィックスなどと比べることはできませんが、オフィス系ソフトウェアを使用するなら申し分ない性能です。
 なお、3DMark2000の580という数字は非常に奇妙です。ドライバかなにかの関係があるかもしれません。追跡調査したいです。

戻る 


Copyright 2000 岩村益典