ShortNews 9/28 台湾メーカー日本担当者の嘆き

   先日もお話ししましたが、台湾メーカーの株価が下がっています。2週間ほど前、ASUSTeK社は価格低下を発表したそうです。元来ASUSTeK社のメインボードは、他社よりも少し高価です。それだけブランド力がある、と言うことでしょうか。

 それはさておき、ASUSTeK社よりも安いということで売っているメーカーもあるわけであり、そのようなメーカーはASUSTeK社が価格を下げたことで、自社製品の価格を下げなくてはならなくなります。しかし、もう限界まで来ている会社もあるわけです。

 普通、代理店は、新製品メインボードを何枚くらい注文できるかを事前にメーカーに伝えるのが普通です。しかし、特に日本の代理店は、注文予定枚数を伝えません。そうすると、メーカーとしては生産計画を立てることができないわけです。工場には外国人労働者も含めて多くのスタッフがいて、製品はどんどん完成していくわけですから、売れないことには、会社がつぶれるわけです。しかし、最近の株価低迷は少し危険です。投資家が手を引いてしまうかもしれません。

 株価低迷でも順調なVIA社ですが、世界的にシェアを延ばしています。従って、台湾メーカーもVIA製品でメインボードを作りたいのですが、日本では依然としてインテル人気も強いわけです。

 日本担当者はいつも上司から叱られることになります。大変ですね。

戻る 


Copyright 2000 岩村益典