ShortNews 9/22 PC-CHIPS社のベアボーン雑考

 最近マイクロATXタイプのPC-CHIP社のベアボーンでシステムを作りました。詳細は、近く掲載しますが、購入を検討している人に少しコメントしておきます。
 価格が2万円台と非常に安く、悪かろうの印象もありますが、チップセットはSiS620でグラフィックスもそこそこですし、実用上十分です。
 良いと感じるのは、メインボード部分とドライブベイが分かれているので作業がしやすいことです。また、ネットワークもモデムも内蔵しているので、価格を疑いたくなります。

 問題は、DIMMソケットが堅いので、差し込んだ後でも少し揺すりながら押しつけたほうが良いようです。また、CD-ROMドライブは少し動作音が大きいです。マイクロATXタイプはこのように作りやすいのですが、ブックタイプのほうは、作業が困難で二人でドライブベイを支え合うなどの協力をしないと組み立てが大変です。それほど大きなサイズの違いがないので、できればマイクロATXタイプを選択したいところです。

 これは、一般的に言えることですが、ブックタイプ筐体の場合に、通常サイズのPCIカードを取り付けることができない場合があるので、購入時にチェックが必要です。また、ドライバのインストールが少し困難ですが、トヨムラからリリースされているPC-CHIPのベアボーンには簡単な日本語説明書が添付されています。

 使いこなしのコツとしては、欲張らすPPGA:セレロンを66MHz動作させることです。100MHzでは不安定になる場合があります。特にメモリとの相性問題です。実際のところ、セレロン400MHzくらいでも実用上十分な性能だと思います。
 現在,セレロンは、466/500/533MHzが市場にあるようです.同じFSBが66MHzであっても,533A/566/600/633/667/700MHzはFC-PGAタイプのセレロンですから、メインボードが対応しているかどうかの確認が重要です.

戻る 


Copyright 2000 岩村益典