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Rev.B 11/9

FC-PGA:Coppermine Celeron用ゲタのテスト

 先日、友人からFC-PGA:Coppermineを譲り受けました。そこで、偶然台湾で入手した、シャトル製のLXメインボード(M631)に取り付けて使おうとしました。しかし、Coppermineには対応していないようです。まったくシステムが起動しません。CPUが動作しないのだから当然といえば当然です。


 そこで、先日紹介したゲタ:JJ-Pegasus370をためしてみました。取り付けは簡単で、ソケットとゲタとをピンが合うように取り付け、Coppermineを乗せるだけです。クーラーは手持ちのものを使いました。するとどうでしょう、システムが完璧に起動しました。ウィンドウズも正常起動です。チップセットがLXなのでドライバ類も簡単にインストールできました。

 ただ、CPUクロック倍数はCPUが決定するので、Coppermine500の場合には、100MHz5z? で500MHzとなります。今回は、システムバスが66ので5倍で333MHzとなりました。もし、このメインボードがシステムバス100MHzをサポートするなら500MHz動作も可能です。また、システムバスを変更したいなら、ウィンドウズ上でクロックを変更できるユーティリティもあるのでこれを利用する方法もあります(ソフトウェアの情報は次回に掲載します)。


 さらに、注目すべきは、最新のFC-PGA;CeleronはCoppermineと同じピンアサインになるため、対応しないメインボードが出ています。この場合には、システムバスは66MHzなので、正常に動作するはずです。さらに、BIOSを対応のものにアップデートしておくとより安心です。

 結論から言うと、1900円なら出費するだけの価値はあると思います。もしかしたら、Coppermineに対応しないスロット1に取り付けるソケット370アダプタでも使えるかもしれません。Coppermineも500MHzなら友人から譲り受けたり中古市場で入手できるので応用範囲は大です。また、FC-PGA:Celeronのコストパフォーマンスの高いので、メインボードを新規に購入する必要なく600MHzで利用できるのはうれしいです。

 価格は1900円で、www.arcadia-inc.com(メールでの問いあわせはsales@arcadia-inc.com)で購入できます。また、ゲタの分だけ高さが高くなるため、アルカディア・インクリメント有限会社では調整可能なヒートシンクも販売しています。とはいえ、厚みの増え具合は大きくないので、Coppermineのクーラーを付けることができるでしょう。

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Copyright 2000 岩村益典