ShortNews 11/6 ソケット370用のゲタ 続報

 カッパマインがリリースされるまでのソケット370メインボードの多くはセレロンをターゲットとしており、カッパマインを使用することはできません。

 原因は、ピンの役割が少し異なるのと、電圧が異なることです。電圧に関しては多くのメインボードがサポートしています。したがって、ピンアサインの変更が行われればカッパマインを使用できるのです。

 今回紹介するJJ-370は、ピンアサインを変更するゲタです。電圧変更機能はありません。電圧変更機能を搭載するとコストがアップし、アップするならメインボード交換のほうが適切かもしれない、という判断からです。

 BXチップセットのソケット370メインボードの中にもピンアサインが原因でカッパマインが動作しないメインボードがあるわけですから朗報です。

 もし、メインボードのマニュアルに1.6Vサポートが記載されている場合には、使用できる可能性は大です。そうでない場合は、実際に取り付けてみて、BIOSセットアップのPC状態表示でCPUコア電圧が1.6Vになっていれば設定はOKです。もしなっていない場合は、電圧が高すぎてCPUを壊す可能性があります。使用を中止してください。

 価格は1900円で、www.arcadia-inc.com(メールでの問いあわせはsales@arcadia-inc.com)で購入できます。また、ゲタの分だけ高さが高くなるため、アルカディア・インクリメント有限会社では調整可能なヒートシンクも販売しています。とはいえ、厚みの増え具合は大きくないので、Coppermineのクーラーを付けることができるでしょう。

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