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メインボードテスト:ECS製P6SSM
P6SSMは、Micro ATX、ソケット370メインボードで、チップセットにはSiS630Sを採用しています。また、CMI8738 PCI オーディオチップもオンボードです。ATA100もサポートします。SiS630sなので外部AGPスロットが搭載されています。
なお、オプションでファックスモデムアダプタやネットワークコネクタがありますが、追加購入できるのか、購入時オプションなのか、また、日本で発売されるのかは不明です。
使いこなしとしては、すでにほかのメインボードで使用していたハードディスクを取り付ける場合に、ドライバが正常に組み込まれない場合があります。特にインテルのIDEドライバとSiSのIDEドライバの相性が悪いです。結局、フォーマットをやり直してOSをインストールするのがよいようです。
なお、余談ですが、最近のメーカーはすべてOSにWindows MeとWindows 2000を前提として互換性テストを行っているようです。最新のメインボードにはWindows Meのほうが使いやすいかもしれません。
テスト環境 CPU Coppermine500 FSB100MHz メモリ 128MB ハードディスク クアンタム製FBCR4.3 ATA66 |
HDBENCH(3.22) 図
ALL | Interger | Float | MemoryRead | MemoryWrite | Read&Write | DirectDraw |
10420 | 20064 | 21086 | 5472 | 5370 | 6326 | 15 |
Rectangle | Text | Ellipse | Bitlt | DriveRead | DriveWrite | FileCopy |
8902 | 10346 | 2417 | 113 | 14281 | 14818 | 7161 |
3DMark2000 | 490 図 |
ほかのメインボードテストとの比較で考えると、標準的な結果といえます。ハードディスクアクセスはATA66の数値を出しています。ドライブを最近のより高速タイプにするともっと速くなるでしょう。I/O関連が優れていると、外部AGPスロットにgeFORCE系カードなどを使いたくなります。そうすると3DMark2000の結果も数千台に上がると思います。つまり、ビジネスで使うならチップセット内蔵グラフィクスで十分、ゲームもしたいなら外部AGPカードということになるでしょう。このとき、AGP 4xカードを使う場合には、BIOS設定でAGP4xをEnabledに設定してください。ジュリアスがざっと見たところ、共有メモリをBIOSで2MBまで少なくすることはできますが、完全に切ることはできないようです。要するに、メインメモリが2MB損することになります。標準では8MBが割り当てられています。
815eなどと比べて、性能的な遜色は感じられません。後は価格差をどう理解するか、ということになるでしょう。
初期ロットは英文マニュアルですが、ECSでは日本語マニュアルを作成しました。これが、印刷されるかどうかは不明ですが、ECSのWeb(www.ecsjp.co.jp)からダウンロードできるようになるとのことです。
Copyright 2001 岩村益典