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815EPについて(2)

 台湾メインボードメーカーの友人と雑談しているとき、815EPについての話題になりました。彼によると、2001年1月現在では815EPと815Eとの価格差が少ないので、815EPのメインボードをリリースするメリットはあまりないそうです。しかし、旧正月が終わって2月にはいると、価格が下がる可能性があり、そうなるとVIA製の694Xとの競争ということになります。この点はDDRが2月段階でどの程度まで入手しやすいか、ということも影響を与えるでしょう。

 さて、815EPは利用できるメインメモリは最大で1.5GBです。友人は、日本のDIYユーザは1.5GBを要求するかもしれないけれど、世界的には512MBで問題ない、815EPメインボードが価格的に魅力がないとリリースできない、とのことです。

 815Eと815EPとは同じPCBでOKです。815EPが1.5GBをサポートするとはいっても、DIMMソケットが2つのメインボードでは1.5GBのサポートは無理です。ソケットに使用できるDIMMのチップ数や両面、片面などの問題があります。

 いずれにせよ、旧正月が終わらないと、新しいものは出てこないようです。年末の台湾です。

チップセット内蔵グラフィックスとオーバークロック

 チップセット内にグラフィックスを搭載している場合、オーバークロック動作をさせようとすると、グラフィックスまでオーバークロックになるようです。表示面でのトラブルが生じるためオーバークロック動作は失敗します。というわけで、オーバークロック動作をしたい人は、815系や630S系の外部AGPスロットにグラフィックスカードを取り付けて行いましょう。

 近く実験しますが、あるメインボードではCoppermineベースで200MHz動作も可能なのだそうです

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Copyright 2001 岩村益典