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メインボードテスト:AOpen製AK73-1394

 このボードは、その名のとおりIEEE1394を搭載したKT133メインボードです。IEEE1394関連日本語版ソフトウェアも付属しています。

CPU: AMD Athlon Thunderbird (Socket A)

AMD Duron (Socket A)

ASIC: VIA VT8363 / VT82C686B AGPset

最大1.5GB SDRAM ( PC-100 or PC-133 )・ VCM : 168pin DIMM*3

DIMM Type: 8/16/32/64/128/256/512 MB

オンボードサウンド: Analog Devices AD1885 AC’97 CODEC onboard

オンボードIEEE 1394: TI TSB43LV22 IEEE 1394 (Firewire) on board

244mm x 305mm, ATX Form Factor


 日本語マニュアルなど、製品構成は日本人向けで安心できます。組み立ても簡単ですが、メモリを選ぶ傾向もあるようです。128MBでは問題ないとしても、256MB以上ではメモリを選ぶ可能性があります。高クロック動作では仕方ありません。

 なお、既存のWindowsのインストールされているハードディスクを取り付けると、IDEのドライバが正しくインストールされない場合があります。そのため、CD-ROMを認識できず、付属CD-ROMからドライバをインストールできなくなることがあります。これは、インテルドライバをインストールしようとすることから生じる問題のようです。

 付属CD-ROMから、VIAのIDEドライバをフロッピにコピーしておき、そのフロッピからIDEドライバをインストールする方法でジュリアスはこの問題を回避しました。よくわからない人は、単なるメインボード交換ではなく、Windowsから再度インストールするほうが安全です。

テスト環境
CPU Duron 600MHz
メモリ 128MB
グラフィックスカード クリエイティブ製 GeFORCE256
ハードディスク クアンタム製 FBCR4.3 ATA66

 

HDBENCH(3.22) 

ALL Interger Float MemoryRead MemoryWrite Read&Write DirectDraw
14206 24288 29571 13599 19447 23651 74
Rectangle Text Ellipse Bitlt DriveRead DriveWrite FileCopy
32341 38800 4498 1036 13455 7529 6856

 

3DMark2000 3786 

 

 Duronを使っているにも関わらず、従来ほど発熱しません。不思議です。従来のメインボードDuronを使ったときと違い、非常に安定しています。信頼感が高いです。K7系プロセッサも完全に実用段階に入ったと感じさせるものがあります。

 なお、気になるのが、ハードディスクの書き込みですが、ドライブを交換しても、読み込みと書き込みの速度差に関しては同じでした。K7系メインボードの傾向といえるかもしれません。追跡してテストを続けたいです。他のK7系メインボードのテスト記事も参照して下さい。

 なお、IEEE1394についてもテストをしたいと考えています。

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Copyright 2001 岩村益典