ジェットウェイとメインボードのできるまで(1)

 メインボードは、PCBと呼ばれる基板:PCボードにパーツを取り付けて製造します。PCBにはあらかじめ配線と部品を取り付ける穴が空いています。

 PCBは、回路図を元にして作られたレイアウトに従い、専門の工場で行います。届いたPCBを使って、SMT->DIPへと作業は進みます。この間、何度もチェックやICTテスト(ショートを調べる)、高温度環境下テスト、動作テストを行い最後のパッケージングへと進みます。

 
 SMTマシン SMTライン->

 SMT・・・SMTマシンによる、自動的パーツマウント作業です。抵抗やチップなどを取り付けます。

 DIP・・・SMTマシンで取り付けることのできない大きなパーツ:ソケット・スロット・コネクタなどを人間が手で取り付けます。

 PCBは普通のメインボードでは4層基板であり、パーツは上面のみに取り付けます。

 SMTラインでは、まずソルダーペーストマシンでPCBの上面にはんだを塗ります。そして、SMTマシンでパーツをPCB上に置きます。その後リフローオーブンではんだを溶かして取り付けます。

DIP Insertion Line

DIPライン

DIP Soldering Machine

DIP Soldering Machine

 DIPラインでは、先に人間が手でパーツをPCBに取り付けます。そして、ソルダーマシン内の煮えたぎったはんだの上をベルトで通過する際にPCBの下側にはんだが塗られるのです。

 画像を理解するために、略語を紹介しておきます。

IQC・・・Incoming Quality Control

IPQC・・・In-Process Quality Control

ICT・・・In-Circuit Test

FQC・・・Final Quality Control

AQL・・・ Average Quality Level

ICT

ICT

Packing Line

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