4/25

CD-Rのメディアを作っている会社に行きました

 先日CD-RやCD-RWのメディアを作っている会社に行きました。名前は、Digital Strage Technologyといい、台北のはずれ林口というところにあります。

 設立は1998年、220人の人たちが工場も含め働いています。マーケットは、ヨーロッパ44%、アメリカ17%、南アメリカ10%、アジア11%などとなっています。

 工場は自動化されていて、どんどんメディアが完成していきます。メディア上にプリントするなどの写真は撮影できましたが、最終のプラスチップケースに紙を挟み、メディアを入れて包装する自動システムはOEM先がわかるとのことで撮影できませんでした。


 検査については、2-4時間で1回検査し、不良がでると、製品を再検査するというサンプリング検査を行っている、とのことです。

 後にスタッフとミーティングしたので、いろいろと尋ねてみました。

 焼いたものを100枚も重ねると下のほうは圧迫されますが、大丈夫ですかという質問では、10枚くらいなら積み上げて全く問題ないそうです。
 また、オーディオ用CDというのがあったので、どのようにふつうのCD-Rと異なるのかを尋ねました。日本でも音質がよい、といったようなふれこみのCD-Rがあります。スタッフの話では、オーディオ用というのは、オーディオ用の高性能ライティングマシンに対応している、という意味で、このオーディオ用CD-Rを買って、ふつうのCD-Rで焼いても音質がよくなる、というわけではない、とのことでした。

SiS730

 SiS730メインボードを使っていて知ったのですが、某メーカのマニュアルには、SiS730メインボードに搭載されている外部AGPスロットは、4xNVIDIA製品のみサポートすると書いてあります。2xなら他社もOKかどうかは不明です。マニュアルにも2xカードが使用できるかどうかの記述はありません。

 なにか、NVIDIAの一人勝ちのような感じがしました。

● あるメインボードメーカにて

 4月18日台湾に戻ったジュリアスは、台湾の電脳街で、あるメーカの製品がとてもやすくなっているのに気づきました。それで、そのメーカを訪ね、そのことを尋ねてみました。

 スタッフは、台湾でもブランド力の影響がでてきている、とのことです。少しでも、ブランド力のあるところに勝つには、とにかくみんなに買ってもらい、自社製品のメリットをみんなに知ってもらわなくてはならない、そのためにも、少しでも価格を下げてがんばっているのです。シェアをとるには、赤字覚悟でがんばらないと、今のメインボードビジネスはやっていけません、と熱く語ってくれました。

 そして、この1ヵ月業績を大きく伸ばしているというのが、バイオスターなのだそうです。こののび方は、OEMの新規カスタマを見つけたとしか理解できない、と友人は言います。

 ところで、台湾メインボードメーカといっても、以前ほど多くはありません。それは、メーカーとは称していても、実際には作っておらず、ほかのメーカから購入して自社ブランドとして販売しているのです。台湾国内OEMといってもよいでしょう。もし、このようなメーカが増えたならバイオスターなどから製品を購入して、自社ブランドで売るメーカが増えたのかもしれませんね。

 次に、最近よく訪ねられるのがPentium4のことです。情報がトップ3のASUSTeK、GiGABYTE、MSI以外ににも入ってきたようでチップセット購入も可能になっているようです。作ったら日本で売れるかな、という意味の質問です。ジュリアスとしては、どの程度長く売られるかわからないPentium4ですから、現状ではあまり推奨しませんでした。

 

戻る 


Copyright 2001 岩村益典