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台湾:エイサー集団のビルが火災:35時間以上鎮火せず

 5月12日早朝4時、台湾台北縣汐止にある、東方科学学園区で火事が発生し、35時間経過するも鎮火していない、というメールが届きました。ジュリアスは5月24までは日本にいるので、実際に汐止に行くのは25日以降となります。

 この東方科学学園区は、新台五路という道路の両側に、A棟からD棟とビル群が並んでいます。路の北側のビルには、ABIT、Tekram、A-TRENDなどが入っています。今回、火災が発生したのは、路の南側のエイサービルとエイサー集団の入っているビル群です。従って、北側のビル群のメーカは無事です。

 地下にあるマーケットから出火した、いや、ビルの三階から出火した、などいろいろな噂があるようです。エイサービルはD棟にあたり無事ですが、A棟、B棟はほぼ全焼に近い状態で、C棟も半分は焼けているそうです。A,B,C棟にはエイサー関連の会社も多く、特にAOpen本社も含まれています。

 日本エイサーのスタッフに尋ねたところ、会社の人員に被害は無い、データもバックアップがあるので問題ない。ただし、オフィスは水浸し状態なので、オフィスが使えるようになるまでは数日必要となるであろう。ただ、AOpenの工場は桃園に有るので、スタッフはそちらで作業することになるようだ。業務については、一日や二日は遅れるものの、問題なく進めていくことができる、とのことでした。

 追って追加情報があれば、掲載します。特に、Computex Taipeiに出展するメーカーもいくつかはこのビル群にあるため、6月はじめのComputex Taipeiに対する影響があるかもしれません。オフィスが無事でも、ビルに損傷があれば、ネットワークなどにも問題が発生することになり、AOpenなどのように容易にオフィスを移すことができる会社はよいですが、そうではないメーカーの場合には問題は深刻のようです。

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