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Computex Taipei 2001 最終日
今日は最終日で、一般の人も入場券を買えば入ることができます。最終日はいつも超満員になるのですが、今年は金曜日であることもあり、昨年ほどではなかったです。
会場にて
今日は、まともな取材をするには、人が多すぎます。ざっと通り過ぎたのですが、とにかく目についたことをまとめます。
メインボードメーカーは、基本的に、Pentium4、DDR、Bステッピングが基本の展示で、今年になって目に付いたのはRAIDを搭載しているメインボードが増えたことです。Pentium4については、ソケット423からソケット478へと変わるので、現行のソケット423メインボードを購入する意義がどの程度あるのかメーカーにとっても不明とのことです。
Soltekでは、BIOSでの自動オーバークロック機能とプロセッサをオーバーヒートから守る機能が高い信頼性を得ている印象でした。
MSIでは、PC2PCという、USBを使ったデータリンク機能を搭載してきました。専用のチップがPCB上にあり、TCP/IPもサポートするそうです。
このことのメリットは、単なるデータ連携だけではなく、スタッフによると次のようなものです。PC2PCをサポートしていないデスクトップやノートを、PC2PCをサポートしているメインボードを搭載しているシステムにUSB接続します。そのPC2PCをサポートしているシステムがインターネットに入っていると、それに、PC2PCでUSB接続しているシステムもインターネットに入ることができるのです。
AOpenは1394も重視し、ベアボーンでは、CPUを効率的に管理し、ファンの回転数を微調整できるサイレントPCなどを展示していました。
JetwayもRAIDを搭載したAthlonメインボード866ASRが目を引いていました。とはいえ、ATメインボードも健在です。
EPOX
そのほか、今年になって目にとまったのは、ペン型デジカメやインターネットビジネス支援メーカーなどです。デジカメも本格的に台湾での生産に入っていることを理解することができます。
ペン型デジカメ
また、昨年ポケットPCとして紹介したセイントソングは、少し大きなシステムで、CD-ROMドライブを内蔵した製品も展示していました。先日紹介した他社のブックPCとにています。ただ、ブックPCはイーサネットやモデムが内蔵されていますが、セイントソングのほうは現在調整中とのことです。詳細が判明したら報告します。
今回おもしろかったのは、展示されているすべてのメインボード、おそらくほかの製品も、すべてがリリースされるわけではない、ということです。あるメインのボードメーカーのブースでおもしろいチップセットのメインボードを見ました。「ねえ、こんなメインボードも出すの?」とジュリアスが尋ねると「岩村さん。これは、エンジニアが練習のために作ったボードだよ。リリースは当然しない」ということでした。
また、PCIを6本にしたり、CNRを二つつけたりしているメーカーもありました。
おわりに 昨日紹介したことは、本当のようで、AOpenのクリスさんも、今年は大陸からのお客さんが特に増えた、と語っていました。一時的に雨になりましたが、30分くらいで止みました。その意味では、非常に順調に進んだComputex Taipei 2001でした。 なお、Julius Iwamura Hardware Pageは今後もずっと強化して続きます。今回、名刺をもらった会社を訪問するのが今後の課題です。テストも含めご期待ください。 次回は、Computex Taipei 2001で写真は撮影しなかったけれど、資料はもらって話をした会社のことなどを紹介します。 |
地下鉄路線図
Copyright 2001 岩村益典