PC/AT互換機のBIOSをマスターする
岩村 益典 |
最近のコンピュータの発達はめまぐるしく,CPUの性能・処理速度も上がり,また,チップセットも多くの機能を取り入れるようになってきました.最近の傾向としては,従来サウスブリッジが担当していたI/O系の内容がノースブリッジに加わるようになってきたり,また,AGPグラフィックスの機能がノースブリッジのチップに含まれるようになってきたという状況の変化が起こっています.
出荷されている例としては,SiSのチップセット530があります.SiS530は,AGPグラフィックスをノースブリッジ内に含んでいますし,ATA 66も使うことができるようになっています. これらの傾向は,他社のチップセットでも同様のようで,最終的にはチップの統合化が進み,ますますプリント基板(PCB)上の部品点数は減っていくものと思われます.そのことで,ますます重要になってくるのが,PCの機能を制御するために必要となるBIOSなのです.
copyright 1999 岩村 益典