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Julius Iwamura Hardware Page ======= 2001-07-18 Vol.1

登録/変更/退会は http://www.cqpub.co.jp/julius/
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□目次
はじめに
Computex Taipei2001の続報
相変わらず人気のベアボーン
FDDとHDDの問題
USBの快感
USBは便利・・・ブートもできる
フレッツADSL奮戦記
とにかくADSLを引きました
ネットワークとの共存
バブ+ルータを購入
なにわともあれホームページ
ことの発端
PageABC
何とECSのメインボードに
ジュリアスのパーソナルページを作るぞ
あとがき
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PR
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#はじめに
 メールマガジン形式は初めてなのでとまどっています。Julius Iwamura Hardware
Pageの売りは単なるPC最新情報だけではなく、台湾情報も含んでいることです。うま
くいけば、面白いアイテムなどの紹介もできるでしょう。
写真のリンク
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#Computex Taipei2001の続報
 6月はじめ、Computex Taipei2001が台湾台北の世貿中心で開催されました。この展
示会は、バイヤーたちが集まって商談をすることが、開催目的の第1番目とされてい
ます。今回は、今まで紹介できなかった情報を紹介しましょう。

##相変わらず人気のベアボーン
 さて、相変わらず人気のあるベアボーンでありますが、今回紹介できる気になった
ベアボーンは2つあります。ひとつは、SuperTek社の、MediaGX系CPUの300MHzを積ん
だ薄型で小型の製品です。CPU込みで値段がCPUなしのP3用ベアボーンと同じ位の価格
なので、重いソフトウェアを使わない、V3からx86用もあるWindowsCE使うなど、使い
方を工夫すればパフォーマンスの高いものになるでしょう。以前、Julius Iwamura
Hardware PageのComputex Taipeiレポートで紹介したものです。
 
 もう一つは、写真にあるような25センチ角サイズのベアボーンでとても薄いです。
 VIAのPL133を搭載していて、P3の-1GHzまで対応します。866くらいが適当かもしれ
ない。USBにサウンド、IEEE1394、ネットワークと、必要なものがすべて揃っている、
という感じです。
 
 このシステムなら、サブシステムではなくメインシステムにもなりうる能力があり
ます。放熱にも力が入れられていて、専用の特注9つの羽と細かなフィンを持つクー
ラを搭載しています。発熱についても問題ないでしょう。Cyrix C3というP3互換の低
価格プロセッサを使うなら、あえてDuron系メインボードを選択する必要もありませ
ん。今回の製品は、VIAチップセットバージョンですが、近く815EのB-stepバージョ
ンも出るらしいです。当然、1Gを超えるプロセッサをサポートしますが、その分50ド
ルくらい高くなるようです。このあたりの価格差などは、商談に参加しないと理解が
困難でした。
 
 このベアボーンをテストしてみました。チップセットは、PL133なので外部AGPはあ
りませんが、内部AGPはSavage4です。このテストで注意したいのは、ハードディスク
に3.5インチのATA66ドライブを使ったことです。実際のベアボーンでは2.5インチド
ライブのみになっていることです。

テスト環境
CPU Coppermine700 FSB100
メモリ 128MB PC100
HDD シーゲートST34313A ATA66

Hdbench
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
13766 28202 29633 9941 6387 12992 21

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
20524 21989 3798 260 20875 16676 2065 C:\20MB

3DMark2000
716

テスト結果は上々で、十分メインボードシステムで通用します。日本人バイヤーがフ
ロッピドライブと3.5インチハードディスクドライブを要求したのが理解できるよう
な結果です。

##FDDとHDDの問題
 このベアボーンの商談にジュリアスも参加しました。要するに、日本側と台湾メー
カー側との考え方の相違からトラブルが発生しているのです。台湾メーカー側の意見
としては、フロッピやCD-ROMはなくてもかまわない、それよりも小型の方がよい、と
いうものです。あえて言えば、CD-ROMさえあれば、CD-ROMからシステムを起動できる
ので、後はネットワークさえあれば良いではないか、というものです。また、最近は
2.5インチのハードディスクも安くなってきているので、小型化するためには3.5イン
チのハードディスクを採用する必要はないではないか、というものです。

 しかし、日本のバイヤーは、日本ではフロッピドライブは必須です。この筐体では、
フロッピドライブを取り付けることはできるがそれはスリムタイプではないか、スリ
ムタイプのフロッピを自作ユーザーが購入するのは困難です。せっかくATA100に対応
しているのに、入手しやすい3.5インチのハードディスクが使えないのは問題である、
というのです。

 結局、この話の結論については、フロッピについては、メーカー側が出荷時に取り
付けることになりました。また、3.5インチハードディスクについては、次期バージ
ョンでサポートするように筐体内レイアウトを改善しスペースを確保する、というこ
とで落ち着きました。

 しかし、商談の後、台湾メーカースタッフが言うには、USBフロッピディスクから
の起動ができるから、フロッピに関しては問題はないのでは、というものでした。日
本のバイヤーはUSBフロッピから起動できるBIOSがあることを知らなかったのかもし
れません。

 商談ミーティングの後、台湾メーカーのスタッフと話をしたが、台湾メーカーは、
このシステムの趣旨はあくまでもサブシステムであり、メインはATXで作ればよい、
このシステムではネットワークの使用は前提です、今回のような話になったのは日本
のバイヤーとのミーティングだけ、とのことでした。一年の内40%は台湾にいるジュ
リアスは彼の心境を理解することができます。とはいえ、スペック的に優れているた
め、メインシステムとして使いたいユーザーがいるのも当然です。
 
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#USBの快感
##USBは便利・・・ブートもできる
 USBのメリットについては、前回にも紹介しました。要するに、ノートで使えるだ
けではなく、デスクトップであっても筐体を開けずに作業できるというメリットは大
きいのです。

 さらに、最近のBIOSはUSB機器からのブートがができるようになっているものもあ
ることは先に述べたとおりです。小型システムにはフロッピドライブは必要ないのか
もしれない。

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#フレッツADSL奮戦記
##とにかくADSLを引きました
 数か月前になりますが、NTTの人が家にやってきてマイラインはどうですか、と言
われました。フレッツADSLを導入することに協力してもらうと言うことで、NTTと契
約したのでした。NTT西日本のフレッツADSLのWebは次の通りです。

http://www.ntt-west.co.jp/flets/

 フレッツADSLを引くには、電話回線をISDNから通常電話回線に変更しなくてはなり
ません。そのため電話番号が変わってしまいました。困ったものです。そしてADSLモ
デムとフレッツADSL接続ツールが別便で届きました。家庭内LANを一端中止し、スタ
ンドアロンでADSL接続を試してみました。PPPoEを使うので、ダイヤルアップと共存
することができます。ジュリアスの場合、トラブルが生じたら解決までの間、USBモ
デムでダイヤルアップ接続しようと、言うことで作業を開始しました。

 フレッツ接続ツールをインストールし、接続すると、大成功、確かに速い。ISDNよ
り数倍速ければ、とりあえずの文句はない、といところです。

##ネットワークとの共存
 次は、ネットワーク環境に戻して使おうと考えました。ADSLの場合には、こちらの
IPを見ているから、WindowsMeネットワークのインターネット共有機能は使えないだ
ろう。しかし、インターネットに入るシステムを一台にして、後はファイルやフォル
ダとの共有をするだけなら実現可能ではないか、と思って、システムをハブにつない
だのです。

 その結果は、失敗です。全くインターネットに接続できません。それどころか、フ
ァイルやフォルダの共有もできませんでした。NTTに尋ねると、フレッツADSL接続ツ
ールの仕様であるらしい、ということです。

##バブ+ルータを購入
 結局ルータを購入しました。ある程度のトラブルは覚悟していたので、ルータも結
局NTTブランドの某社OEM品であるルータ+ハブをNTTから購入しました。もし動作し
なかった場合には、すべての機材がNTTであるからサポートが楽だろう、と考えたの
です。

 しかし、何度マニュアル通りにやっても接続できません。そこで、あることに気づ
き、NTTのサポートに電話してみました。「もしかして、ルータを使うときはフレッ
ツADSLツールは利用しないのではないですか」と尋ねました。「もちろんです」との
回答です。確かに、このことはよく考えてみれば、ルータがPPPoEに対応し、ADSLモ
デムからインターネットに接続するから、理屈的には当然なのです。ジュリアスも最
初から気づくべきでした。
 
 しかし、NTTブランドのルータの購入です。NTTのフレッツADSLの使用は当然の前提
です。フレッツADSL接続ツールのユーザーが、いつかはルーターを欲しいと思うかも
しれない。それなのに、どちらの製品にもこのような重要なことが書かれていないし、
それを記載した紙一枚も入っていなかったのです。全くの初心者なら本当に困るだろ
うと思います。現在は改善されているかもしれませんが、人よりも早く新サービスを
体験したいならこの程度のトラブルは覚悟すべきなのかもしれませんね。

 現在、ジュリアスの台湾の家では台湾SEEDNETのダイヤルアップです。ここ数か月
以内にADSLに変えようと思っています。台湾ではISDNが普及する以前にADSLサービス
が始まったので、パワーユーザーの多くはすでにADSLを利用しています。日本より早
いです。価格的に日本より高いため、ジュリアスはダイヤルアップにしていましたが、
台湾滞在時間が延びて来るに従い、ADSLでないと仕事に支障が出るのではないか、と
思い始めました。もしかしたら、価格も安くなっているかもしれません。今度台湾に
戻ったら調べることにします。

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#なにわともあれホームページ
##ことの発端
 最近は、freecomなどの無料プロバイダも増えてきて、フリーメール関連サービス
も増えてきました。さらには、無料でホームページスペースまで用意されているとこ
ろもあります。これなら、自分のホームページも簡単に作ることができるではないで
すか。しかも、ページによっては、ホームページ作成ツールまで提供ししているとこ
ろもあります。大阪人(台湾人?)のジュリアスとしては、やはり無料で何かをできる
ことがうれしいわけです。「ホームページでも作ろうかな」と思ったとき、ふと思い
出したのが以前紹介したPageABCです。


##PageABC
 PageABCというのは、ホームページ作成ツールというか、コミュニケーションツー
ルというか、カテゴリを示すのは難しいです。簡単に言うと、ホームページを作成し
ながら同好の人たちを世界中から探そうというソフトウェアです。ホームページ作成
は、わずか5分もあればできます。ただし、作ることができるのはホームページのみ
であり、複数ページのWebを作るのは困難です。そのかわり、グラフィックスやサウ
ンドを取り入れたページなどが簡単にできます。

 もちろん通常のページ作成以外に自分の趣味などを入力しておくと、ボタンをクリ
ックすることで、「友達募集中で、私の趣味は・・・」と発信されます。相手が同じ
PageABCユーザならこのメッセージに対し、趣味の一致する人たちだけに連絡が行く
ようにすることができます。また、ページの更新情報も特定ユーザーに知らせること
ができます。ソフト自体は日本語化されており、本当に面白くて使いやすいでし、サ
ポートも日本語です。PageABCのサーバに自分のWebを作るので、インターネットに入
る環境さえあれば誰でも簡単に利用できるところが優れているのです。 

##何とECSのメインボードに
 PageABCは、試用版をwww.pageabc.comからダウンロードして入手することができま
す。また、最近気づいたことなのですが、ここ数か月間にリリースされたECSのメイ
ンボードに付属しているCDにもPageABCが収録されています。
 
 PageABCのページ http://www.pageabc.com
 
 ECSのメインボードの付属CDに収録されていることは、マニュアルにも記載されて
いないので、ジュリアスも最近まではわからなかったです。しかし、ECSのメインボ
ードでシステムを作ってCDをドライブに入れると、確かにドライバのインストール画
面の左下にPageABCと表示されます。
 
 付属CDにはPageABCというフォルダがあり、このフォルダ内のインストールプログ
ラムを実行すればインストールできるようです。このあたりは、ECSの日本法人もよ
くは知らなかったようで、ジュリアスの紹介に期待するとの回答でした。

##ジュリアスのパーソナルページを作るぞ
 というわけで、PageABCを使って、ジュリアスのパーソナルホームページを作って
みることにした。URLは未定なので、今回紹介できませんが、PageABCを使ったWeb構
築方法を紹介する際に紹介するつもります。簡単なホームページならすぐに完成する
ので見て欲しいです。

 ジュリアスの最新情報なども紹介するし、面白いアイテムの紹介もしたいと思って
います。

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#あとがき
新企画・・・Julius Iwamuraといく台湾旅行

 この企画は、台北の健康とPC企業などの訪問をツアーを組んでいこうというもので
す。こうご期待。
 
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◆Julius Iwamura Hardware Page 
登録/変更/退会は http://www.cqpub.co.jp/julius/
メールアドレス:iwamura@cqpub.co.jp
直接の返事は書けませんが、記事内容に反映していきます。直接の返事が必要となる
メールはご遠慮ください。

著作権は岩村益典にあります。
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