Julius Iwamura Hardware Page ======= 2001-09-05 Vol.11
登録/変更/退会は http://www.cqpub.co.jp/julius/
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□目次
 はじめに
  3D Thrill 315テスト
 あとがき
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#はじめに
 台湾にもどります。テスト系の作業は少し遅れるかもしれませんが、台湾最新情
報などの取材系については強化される予定です。台湾の出版社にも行く予定です。
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#3D Thrill 315テスト
 3D Thrill 315は、SiS315を搭載したグラフィックスカードです。VRAM128MBを搭
載しDVI端子もサポートしています。価格は1万円をわずかに切る程度です。5年
前、誰が128MBのVRAMを搭載したグラフィックスカードが1万円で買えると信じたで
しょうか。
-テスト環境
メインボード ASUSTeK TUSL2-C
CPU:PentiumIII 700MHz システムバス100MHz x7
メモリ:128MB SDRAM PC100 CL2
ハードディスク:Seagate ST34313A
OS WindowsMe

-Hdbench
   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
   16437    28436   29883    11773   13669    17811          66

   Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write    Copy  Drive
     46600  44719    4938    1177   19193   16000    1494  C:\20MB

-3DMark2000
  4077

以下にRADEON DDR64のテスト結果を紹介しておきます。
-Hdbench
   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
   16140    28439   29887    11565   13669    17811          37

   Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write    Copy  Drive
    39309  39740    4456     915   19882   17238    1747  C:\20MB

-3DMark2000
  4764

 ドライバのインストールは、CD-ROMドライブにセットすれば、日本語インストー
ル画面が表示されます。これは、グラフィックスカードメーカーではなく、SiSの
提供しているプログラムのようです。
 なお、nVIDIAやATIの場合よりも、ユーティリティやドライバのインストール量
は多いようです。
 テスト結果は、見ての通りで、かなり良くできています。RADION DDRの半分の価
格で、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。カード自体には特殊な機能
はありませんが、基本がきっちりしているようです。
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#あとがき
 最近は、統合型チップセットを搭載してメインボードが安くなっていますから、
別途グラフィックスカードを購入するメリットを考える必要があります。このと
き、VRAM128MBの威力は大きいです。3年前でもVANTAのカードは1万円くらいでした
が、VRAMが8MBであったことと考えると驚きです。
 今回のSiS315テストでも感じましたが、将来を考えて何かをすると言うよりは、
現時点で無理のない買い物をしようという気になりました。
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