Julius Iwamura Hardware Page ======= 2001-07-25 Vol.2
登録/変更/退会は http://www.cqpub.co.jp/julius/
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□目次
まえがき
メインボード:Soltek SL-65DRV:紹介とテスト
 紹介と仕様
 テスト
あとがき
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#まえがき
 今年のComputex Taipeiでは、メインボード関連の新情報が少なくて報告する方も
いわゆる情報入手に苦労しています。しかし、よく観察すると、MicronやATI、
nVIDIAなどがチップセットをリリースするようです。Intel、VIA、SiS、AMDと加え
ると7社となります。
 さらに、Pentium4のことや、0.13ミクロンのPentiumIIIなど、よく見ると話題は多
くありそうです。頑張って進めます。
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#メインボード:Soltek SL-65DRV:紹介とテスト
##紹介と仕様
 今回は、Soltek SL-65DRVを入手したので、いろいろとテストしました。
 最初に、仕様を紹介しましょう。
 なお、Soltek製品については、SoltekのWebから入手することができます。
  SoltekのWebPageABC http://www.soltek.com.tw/
---仕様---
CPUソケット
・ソケット370
チップセット VIA ApolloPro266
・VT8633 V-Linkホストシステムコントローラ
・VT8233 PCI/LPCブリッジ
BIOS内蔵機能:ハードウェアモニタ、Plug and Playなど一般的な仕様のほか
・SmartDOC Anti-Burn Shield
・Redstorm Overclocking Tech.
システムメモリ
・184ピンDDRメモリのみサポート
・ソケット3本
・最大メモリサイズ・・・3GB
AC97サウンドオンボード
PCIスロット6本
CNRスロット1本
USB6ポートサポート
付属ソフトウェア
・メインボード用ドライバ
・フルパッケージユーティリティ4本
 ・PC-cillin2000
 ・Virtual Drive
 ・PartitionMagic6.0
 ・Drive Image4.0
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 DDRメモリをサポートするメインボードとして標準的なスペックですが、付加機能
としてBIOSに組み込まれている2機能と付属CD-ROMの内容が目を引きます。
付加機能
・SmartDOC Anti-Burn Shield・・・プロセッサがオーバーヒートしないように監視
 し、必要があればプロセッサ速度を調整する機能。この機能については、特に発熱
 が問題となるAthlon系で重要となるでしょう。
・Redstorm Overclocking Tech.・・・自動的にテストしながら、クロックを上げて
 いき、安全な最適オーバークロック点を検出し、オーバークロック設定をする機能
 今回取得したメインボードのパッケージなどには、本機能が搭載されていることが
明記されていますが、実際には対応BIOSではないようで、実際にこの機能をテストす
ることができませんでした。本来なら、BIOS設定メニュー内:多くはCPU設定の項目
内にこの機能が搭載されています。
 ただし、BIOSアップデートで対応できるので、新BIOSが入手できればすぐに実行し
てみます。
 次に、付属ソフトウェアに移りましょう。
・PC-cillin2000・・・ウイルス対策ソフトウェア
・Virtual Drive・・・ハードディスク上に、仮想CD-ROMドライブを作成するソフト
 ウェア
・PartitionMagic6.0・・・OSインストール後にハードディスクのドライブ構成や領
 域を変更することができるソフトウェアです。マルチOS環境で使用するような場合
 に便利です。
・Drive Image4.0・・・ハードディスク内のデータをバックアップ/リストアするソ
 フトウェアです。CD-Rなどにも対応しています。
##テスト
 今回のテストの3DMark2000では、BumpMappingテストを実行すると、システムが
ハングします。そこで、BumpMappingテストをしないように設定して行いました。
 テスト環境
  CPU:PentiumIII 700MHz システムバス100MHz x 7
  メモリ:126MB DDR PC2100 CL2.5
  ハードディスク:Seagate ST34313A
  グラフィックスカード:Creative geFORCE256
Hdbench
 ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
 16252 28270 29707 10945 11772 16259 61
 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
 37166 42340 5034 1064 20357 17838 2130 C:\20MB
3DMark2000:トラブルが発生するので、デフォルトテストよりBumpMappingをはずし
た状態でテスト
 4160 
 DDRの良さがわかるほどではありませんが、体感上はかなり良い感じです。動作も
安定していて、周辺機器周り、サウンド、USBなども不安定感がありません。VIAチッ
プセットの品質が向上していることが実感できる結果でした。
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#あとがき
 メールマガジンに慣れていないので、作業上どうしても戸惑っている状況です。
本当は、本日、もうひとつ記事があったのですが、整理が間に合いませんでした。
定期版以外で紹介できたら、と思っています。

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