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最近の関心

 最近、メモリの重要性を実感しています。今までのテストでも、同じプロセッサでPC133とDDRでは確かにDDRのほうが速いです。プロセッサが速くなっても、メモリとのロード/ストア処理が遅いとプロセッサの性能を生かすことができません。10年くらいまで間ではプロセッサをメモリの速度に追いつかせようとしていたのが夢のようになってしまっています。この際、メインメモリも一緒にひとつのMPUにしてしまったら、と考えますが、CPU+チップセット+メインメモリ4GBといったMPUを見る日がくるのかもしれません。

 1月に日本に戻ってきたら、メモリの価格が上昇しているのにびっくりしました。半導体メーカーも淘汰され、WindowsXPの影響からか、需要ものびているのでしょう。

Shuttle

 2001年では、Shuttleの小型ベアボーンが印象的でした。Shuttleの製品はShuttleが作っているタイプですが、メインボードとしては、ShuttleだけではなくFreetechも同様の小型メインボードを作っています。これらは、日本のメーカーが小型筐体を作って販売しているものもあります。

 今後の課題としては、ジュリアスがテストして気になった次の点をShuttleやFreetechには伝えておきました。

・Pentium4対応の製品をリリースする。
・PCIがあるのはよいが、使いにくいので、改良が必要。
・ネットワークがオンボードだけれど、モデムもオンボードにして欲しい。
・クーラファンの音がまだ大きいので、静かなシステムにする。
・外部AGPスロットをサポートして欲しい。

 興味深いのは、テストしてみて、音がうるさいことよりも、グラフィックス性能がやはりGeForce3と比べて遅いことです。当然なのですが、これをアップグレードするのは困難です。それでも製品としてよく売れているわけですから、不思議な感じがします。

 ところで、このベアボーンのもう一つのポイントは、Tualatinセレロンへの対応です。Julius Iwamura Hardware Pageでは、Powerleapのソケット370に取り付けるTualatin対応のアップグレードキットを紹介しましたが、これが、この小型ベアボーンのメインボードで動作するらしいのです。詳細は定かではないのと、放熱問題があるので、今後、台湾に戻ってから詳細をレポートしたいです。

赤外線

 さて、普段の情報は、すべてPalmで処理しています。紙のメモやノートを持ち歩いていてもそれは相手にメモを渡すためです。ジュリアス自身は忘れっぽい性格なので、PalmさえあればOKという状態にしています。日本に帰ってから、m100が4880円と安かったので購入しました。Palm関連の製品は台湾では高価な部類ですし、日本語版関連の製品も購入が少し難しいので、m100はバックアップ用や今使っているVXにトラブルが発生した時に使うことを考えています。

 そのような意味で、クレードルを使わずにPCとPalm間でデータ転送できる赤外線通信をデスクトップでもやってみようという気になりました。Ruputerという時計型のPDAも台湾に持ってかえって遊んでみようという気になっています。そのためにも赤外線通信は便利です。

 そこで、日本のT-ZONEで、USB接続の赤外線アダプタを購入しました。デスクトップでも赤外線通信ができ、複数のPDAを持っている人にも便利ですし、PC間でのファイル転送にも重宝しています。ケーブルもストーレージも不要な状態でファイル転送できるのですから。

終わりに

 1月の終わりには再び台湾に戻ります。台湾での情報収集を再開しよう思っています。日本ではすでに新年ですが、台湾では2月のはじめは忘年会シーズンで中旬が農暦新年です。ジュリアスも新たな気持ちで、がんばろうと思っています。

 現在は取材系の内容が多いJulius Iwamura Hardware Pageですが、今後は、テストや技術解説、PC活用Tipsも増やしていきたいと考えています。