Julius Iwamura Hardware Page ======= 2002-01-24 Vol.32 登録/変更/退会は http://www.cqpub.co.jp/julius/ ------------------------------------------------------------ □目次 はじめに 日本自宅の大掃除・・・幻のメインボードキット ネットワークカードの設定 本日のワンポイント あとがき ------------------------------------------------------------ #はじめに 今月の30日まで日本にいます。台湾の大学が始まるのは、2月の20日すぎなので すが、台湾で本格的に祝う旧正月のため。航空券の入手が困難であるため、1月中 に台湾に戻らなければなりません。 ------------------------------------------------------------ #日本の自宅の大掃除・・・幻のメインボードキット 日本に帰国して、自宅の掃除をしました。そのとき、偶然見つけたのが、数年前 に入手した、メインボードキットです。 このメインボードキットは、日本ではあまり知られていませんが、興運電子とい う台湾メーカーのメインボードのキットであるようです。ソケット7メインボード で、構成はEpoxのメインボードと類似しています。確か、当時8000円くらいだった と思います。 SMTの終わったPCBにパーツをはんだづけしていきます。しかし、組み立て説明書 と呼べるようなものが添付されておらず、マニュアルも完成後のメインボードのマ ニュアルなのです。抵抗やコンデンサについて、どの数値のものを取り付けるかが まったくわかりません。おそらく、ほかのたとえばEpoxのメインボードなどを参照 しながら組み立てるなどをしないと成功しない可能性が高いです。 ジュリアスはメインボードの工場を何度も訪問しているので、PCBサンプルなど は数枚持っていますが、一般のユーザーがSMTが終わっただけのPCBを入手できる珍 しい製品です。とはいえ、記念なのでまだ組み立てていません。 サポートが大変でしょうが、このようなキットで組み立て説明書の詳しいもの を、再びどこかが出してはくれないでしょうか?。自作の新しい可能性として、期 待しているのですが。 写真 http://www.cqpub.co.jp/julius/2002a/0124/sa01.htm ------------------------------------------------------------ #ネットワークカードの設定 古いサブノート:チャンドラを台湾に持っていこうと、アプリケーションのイン ストールを始めました。チャンドラにはCD-ROMドライブがないので、PCカードのネ ットワークアダプタを取り付けて、ほかのシステムのCD-ROMドライブからアプリケ ーションのインストールをしようと思いました。 過去には、3Comのネットワークアダプタを取り付けていたのですが、そのアダプ タはほかのシステムで使っているので、今回は手持ちのアイ・オー・データ機器の アダプタを使うことにしました。カードをPCスロットに取り付けると、Windows95 が認識し、ドライバのインストール画面になります。ドライバはあらかじめほかの システムを使って、Webからダウンロードしておきました。これをフロッピに保存 して、チャンドラにインストールしようというのです。 ドライバというか情報ファイルはこのフロッピからインストールできますが、続 いてWindowsのCD-ROMをセットするように求められます。このとき、Windowsの CD-ROMかフロッピがあれば問題ないのです。しかし、作業時には手元になかったの でどうしようかと悩みました。 このときの常道は、Windowsのsystemフォルダを指定してみることです。すべて の必要なファイルがsystemフォルダにあるとは限りません。しかし、このチャンド ラには以前3Comのアダプタを取り付けていたわけですから、おそらくアイ・オー・ データ機器のアダプタに必要なファイルもハードディスク内にあるはずです。もち ろん、WindowsMeなら、cabファイルもハードディスク内にあるので問題はないので すが、今回はWindows95です。しかも、チャンドラはハードディスクが600MBくらい しかなく、WindowsMeをインストールするには無理があります。速度的にも厳しい です。 そこで、思いついたのですが、ファイルをコピーできないということを表示する ダイアログで、詳細ボタンを押すとコピーするファイルの名前を知ることができま す。そのダイアログを閉じずに、エクスプローラなどの検索機能を使ってそのファ イルの所在を調べるのです。実際に調べたら、あるファイルはWindows\systemに、 あるファイルWindowsフォルダにありました。このようにして、順次ファイルをイ ンストールしていくと、CD-ROMを使用せずにネットワークアダプタをインストール できました。この方法は、ほかの場合でも応用できると思います。 ------------------------------------------------------------ #本日のワンポイント ところで、使っている人がどれくらい入るのかわからない、メインボードの付属 ソフトウェア(ドライバではありません)に、ウイルス対策ソフトウェアがありま す。ジュリアスの経験では、メーカーにより、60日や90日は使えるけれど、その 後は送金が必要となるものが多いようです。 その中でも、DFIのメインボード:AD70-SRに付属しているPC-cillinは、期間の 制限がないようです。なお、世界的にはPC-cillinと呼ばれていますが、日本では ウイルスバスターと呼ばれています。 期間制限があるかないかは、ユーザーにとっては大きな違いなので、もし、期間 制限がないなら、そのことをもっとアピールして欲しいとメーカーに対して思いま す。 ------------------------------------------------------------ #あとがき ジュリアス自身は歴史系に所属しているので、レポートなど中文で出すことが多 いです。ジュリアスは、日本語環境で中文を扱っています。しかし、友人の中には 中文環境で日本語を扱っている人が多いです。ジュリアス自身は、開発もするの で、単なる文系環境というわけにもいかず、日本語環境をベースにしています。 Atokを使いたいということもその理由のひとつです。 Global-IMEで中文入力もよいのですが、個人的には、オムロンソフトウェアの 楽々中国語が使いやすいです。 http://www.omronsoft.co.jp/ Windows付属のワードパットでも、その他、フォントの変更ができるソフトなら中 文入力が簡単にできるようです。 ============================================================ ◆Julius Iwamura Hardware Page 登録/変更/退会は http://www.cqpub.co.jp/julius/ メールアドレス:julius@cqpub.co.jp 直接の返事は書けませんが、記事内容に反映していきます。直接の返事が必要とな るメールはご遠慮ください。 著作権は岩村益典にあります。無断転載をお断りします。 [EOF]