J.bond www.jbond.com
1F, 15, Industry E. Rd., Ix Science-Based Industrial Park, Hsinchu, Taiwan

 J.bond社は,本社・工場とも新竹縣の工業区,いわゆる台湾のシリコンバレーといわれるところにあります.J.bondという名前から分かるように,実はBIOSチップなどで知られるWinbond社とは兄弟会社です.

 今回J.bondに大きな興味を持ったのは,1つは設計責任者のリンさんが私の親友ジョーダンの友達であったということと,もう1つはJ.bond社の新しいメインボードはREALTEK社のクロックジェネレータを搭載しているからです.REALTEK社のクロックジェネレータはCPUBoostというソフトウェアを使用することで,Windows上でシステムバスのクロックを変更できるという優れものなのです.

 しかも,このシステムクロックの変更は,ドロップダウンリストボックスから選択するというのではなく,直接数値を入力することによっても変更することができます.このことについてはメインボードのところでも紹介しました.

 J.bond社の設立は1989年で,メインボードなどを83人の従業員で作っています.ODM(*3)ではLCD PCというデモンストレーション用のPCも作っていますが,これは写真撮影をしたかったもののODMということで撮れませんでした.

 なお,現在810メインボード,MVP4メインボードを設計中で,6月中旬には完成品を入手できるのではないかと考えています.日本市場に対しては,数年前に日本市場への参入を試みていろいろ広告なども出したそうですが,うまくいかなかったようです.日本がもっとも売りにくい市場だとの意見です.

 筆者もその点については,まったくその通りだと思います.広告するだけでもダメだし,また日本人はオーバークロックなども好きなのでそれにも対応しなければならない,さらに日本語マニュアルが付属していないとダメというようないろいろと無理難題のある中での販売促進となります.しかし,今回はCPUBoostという付加機能がつきましたので,日本でもだんだんと有名になってくるのではないかと思います.

 このCPUBoost付きのメインボードの入手希望者はアルカディア・インクリメント(有)(http://www.arcadia-inc.com/)へアクセスして情報を入手してください.


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