メールのヘッダにも使われているBASE64エンコーディング |
メールの本文で漢字が使われる場合は,JIS漢字コードによってASCII文字に変換されます.SubjectやToといったメールのヘッダ情報に漢字が使われる場合は,JIS漢字コードとBASE64エンコーディングの両方を用いてASCII文字に変換されます.
図Aはヘッダ情報に漢字を含むメールの例で,(a)はメールの生のファイルをダンプしたものです.この例では,Subjectに「テストメール」という漢字文字列を用いました.「iso-2022-jp(つまりJIS漢字コード)な文字列“テストメー
ル”をBASE64で変換すると,“GyRCJUYl.....”になります」という意味になります.
メールのヘッダ部分ではASCII文字のすべてが使えるというわけではありません.特に漢字の始まりと終わりを表す文字はヘッダ部分では使えません.そのため,これらの文字と漢字を表すASCII文字全体をBASE64でエンコードするという方法が使われています. |
〔図A〕SubjectやToなどに漢字を含むメールの例
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